【日本で最も行きにくい温泉】船でしか辿りつけない富山・大牧温泉が色々スゴい
2015年3月に北陸新幹線が開通したことにより、ますます東京からアクセスが便利になった北陸地方。東京駅からも富山までは2時間強とあっという間です。金沢の兼六園やひがし茶屋街、富山の黒部ダムと有名観光スポットに目が行きがちですが、北陸に行くなら日本最後の秘境「富山大牧温泉」にも足を運んでみてはいかがでしょうか。
そこは船でしか行けない「日本でもっとも行きにくい温泉」。携帯電話は通信圏外になるため、日々なかなか感じられない落葉に思いをはせたり、ぼんやりと庄川を眺めてみたりと心も体も休めることができます。
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◆大牧温泉までのアクセス
大牧温泉に行くには、電車・バス・船を乗り継ぎます。新幹線で富山に到着したら、電車で約20分のJR北陸本線高岡駅で降車しましょう。
ここから、8時34分(平日・休日ダイヤ同じ)発の小牧堰堤行きに乗車。前泊して、新高岡駅や砺波駅近辺から向かうのであれば、同バスのルートなので10分~30分後の出発となります。次のバスは11時台。乗り遅れないように注意しましょう。終点の小牧堰堤までの所要時間は1時間15分です。
ここから、庄川遊覧船で約30分後に大牧温泉到着です。
庄川遊覧船に乗り込みましょう。
30分間の乗船中は贅沢な時間が流れます。秋には紅葉が、冬になれば圧巻の雪景色が楽しめます。
大牧温泉が見えてきました。本当に船でしか行けないんですね!
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◆800年の歴史がある日本百名湯
日本最後の秘境温泉「大牧温泉」
富山県南砺市利賀村大牧44
TEL (0763)82-0363 ※予約電話
800年ほど前に平家の武将が源氏から逃れてきて傷を癒したとされる「大牧温泉」。小牧ダムの完成とともに村落が没し、大牧温泉だけが取り残されて現在に至ります。
多くの俳優も訪れています。
食事付き日帰りプランであれば、1名あたり7,000円(税抜き)+入湯税で利用できます。利用可能時間は、11時~15時まで。
温泉は、露天風呂と大浴場・中浴場と3種類。特に露天風呂は圧巻の一言。
男性露天風呂は階段を上って景色の良いところにあります。
女性の露天風呂。夜間は熊やカモシカが出るので、入湯できません。
女性用だけでも露天風呂は2つあります。
こちらが露天風呂からの景色。秋は落葉を眺めながらゆったりとした時間を過ごせます。
温泉からの景色はどこを見ても山ばかりで圧巻!
(文/しらべぇ編集部・松岡佑季)