「卵かけご飯」が大好きな人は6割!なぜか大阪人より京都人に人気だった?
外国人が驚く日本の食べ物に、卵かけご飯がある。衛生面から、卵を生で食べる食習慣は日本以外の国や地域では、ごく少ないらしい。
ただ日本に長くいる外国人は、すき焼きを食べる際のとき卵あたりから入門し、卵かけご飯のおいしさに目覚める外国人も多いようだ。
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■約6割の人は卵かけご飯が好き!
しらべぇ編集部が、全国の20~60代の男女1381人に、卵かけご飯が好きかを尋ねたところ、58.4%の人が「好き」と答えている。
そんな人たちがアップしたであろう「卵かけご飯レシピ」が、インターネット上に多数公開されている。例えば料理サイト「クックパッド」には、1955品もの卵かけご飯レシピがある。
中には、卵かけご飯をアレンジしたサンドイッチ、ドリア、チャーハンなどもあるので、実数は1900くらい。それでも多くの人が卵かけご飯を愛好しているのが実感できる。
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■「究極の卵かけご飯」とは?
落語家の柳家小三冶師匠は、演目「玉子かけ御飯」で、思い入れをたっぷりこめて卵かけご飯について語っている。
出典:Amazon
結婚式のフレーズが「富めるときも貧しきときも、病めるときも健やかなるときも」であるように、小三治師匠は「暑いときでも寒いときでも、参っちゃったときでも元気なときでも」と、卵かけご飯を猛烈にプッシュ。
それには訳がある。昭和14年(1939年)生まれの小三治師匠。子供の頃は「食うものがなかった。いつでもお腹が空いてた」で、「お米は夢のまた夢」「卵は金の宝石」なのだとか。
たまーに手に入った卵(もちろん1個だけ)には、しょう油をたっぷり入れて最低20分かきまぜた後、両親と5人兄弟の7つの茶碗に分けて…、と厳しい食糧事情をうかがわせる噺だ。
小三治師匠のような子供の頃の思い出を持つ人が多いのか、高齢男性に「卵かけがご飯が好き」な人が多いとの結果が出ている。
ちなみにその後の噺は、大人になって小三治師匠が知った「究極の卵かけご飯」の作り方になるので、興味のある人は実際に聞いて欲しい。
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■とくに卵かけご飯好きなのは京都人
食生活には地域性が出ることが多い。今回調査したところ、隣り合った京都府と大阪府で大きな違いが出た。
東京都はちょっと高めの61.5%だが、あちこちから人が集まってくるためか、全国平均と大きな違いはない。しかし都市部でも京都は平均よりかなり高く、大阪は平均から5ポイント下回っている。
関西や近畿とひとくくりにされることの多い大阪と京都だが、ご飯に生卵を乗せただけのものにも、好みの違いが表れるようだ。
(文/しらべぇ編集部・県田勢)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2015年10月23日~2015年10月26日
対象:全国20代~60代の男女1,381名