船橋発、日本を元気に!ふなっしーのクリスマスの過ごし方
子供から大人まで大人気の千葉県船橋市のご当地キャラ「ふなっしー」。全国各地で開催されるふなっしーのイベントでMCを務めているフリーアナウンサー、通称「ふなウンサー」のあいちぃこと横町藍です。
イルミネーション輝くこの季節、ふなっしーがどう過ごしているかをご存知ですか? あまりテレビで報道されていないところで、この時期に行っているボランティア活動があります。
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■ふなっしー扮する「ふな○○○」
クリスマスシーズンに突然現れる、黄色と水色の丸いフォルムに赤い服で身を包んだ妖精…
その正体は「ふなサンタ」。
ほとんど事前告知なしで、船橋市内の幼稚園を中心にミニバンに乗って現れるサンタの格好をしたふなっしーのことです。
この活動は2013年から行われており、「船橋発、日本を元気に!」をモットーに掲げるふなっしーの恒例行事となりつつあります。
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■ふなっしーの志し
ふなっしーが梨の妖精界から人間界に降りてきたのは2011年、東日本大震災がキッカケでした。当初から「人々を元気にしたい!」という思いが強い梨でしたが、ブレイクしたことも後押しして、いち早く震災で職を失った人達に自身のグッズを作っていただいたり、その収益を寄付したり、今もなお活動を続けています。
この本も印税の全額がみちのく基金に寄付されます。
私もひょんなことからブレイク前のふなっしーと出会い、共に活動させてもらうようになって4年目。個人的には非常に素敵な活動をしていると思うのですが、なんせ自分から話したがらないので、周りの人間が密告したいと思います。
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■2013年、2014年の活動
私は、ふなサンタ開始当初からお手伝いさせてもらっています。
1回目の2013年は船場市内の幼稚園を3か所と、サプライズで西船橋駅に行きました。幼稚園は園長先生しかこの企画を知らないパターンが多く、園児のみならず保育士の方々が突然の訪問に号泣するシーンも見られました。
また、駅はサプライズだったにも関わらずどこからともなく噂が広まり、訪れたころにはたくさんの人だかりが! 30分くらいの予定が、警察の指導で8分での撤退となりました…。人気っぷりが伺えたのは嬉しい話なんですけどね。
そして翌年。今度は幼稚園に加えて、小児救急病棟や児童センターなども回りました。
幼稚園は無邪気な子供達の笑顔にこちらが元気をもらうくらいでしたが、病棟はそういうわけにはいきません。軽度から重度まで、小さな子供が懸命に病気と闘っています。周りに気を配りながら、看護師に誘導されてそれぞれの病室に向かいました。
救命処置を施されている子、親御さんに抱っこされた子など様々でしたが、ここでも子供達の笑顔が目立ちました。私達には分かりづらい子供達の表情の変化も、「わぁ!子供がすごく喜んでます!」と親御さんに教えていただいたり、心がほっこりする場面もありました。1年目に比べ、2年目は命の尊さなども考えさせられました。
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■今年もやります!ふなサンタ
人気絶頂の中でこういうのも何ですが、ふなっしーからは「今の生活が落ち着いたら、幼稚園などを回って子供達と遊びたいなっしー」と聞きます。今年もたくさんの子供達を、船橋を、そして日本を元気にするため、クリスマスに船橋市内を回っています。
これからもぜひ、ふなっしーの活動を応援してくださいね!
(文/横町藍)