「隣が女性専用なのに…」普通車両に乗る女性に男性が怒り
朝の通勤電車は、いわば「闘い」。座れればラッキーだが、運悪く立ち続けて目的地まで向かう人にとっては、ストレスの絶えない空間だろう。
そんな中、こう思う人がいるらしい。
「なんで隣が女性専用車両なのに、こっちの車両に女が乗ってるんだよ」(40代男性)
女性専用車両は朝の混雑時、基本的に女性のみが乗ることができるもので(例外あり)、女性の痴漢被害などを防ぐ目的がある。この男性は、そうした優遇がされているにもかかわらず、女性がわざわざ隣の車両に乗ってくることを不快に思うようだ。
■「隣が女性専用車両なのに、なんでこっちに!?」と思う男性は3割も
しらべぇではアンケートサイト「マインドソナー」を使って、全国10代〜50代の男性212名を対象に、「通勤時、女性専用車両の隣の車両に女性が乗っていたら『専用車両行けよ』」と思うか質問。
すると、3割を超える男性が該当したのである。
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■男性の怒りの声とは
上記で紹介した40代男性にさらに話を聞いてみると、男性は苛立った口調で説明を始めた。
「通勤時の混みあった車両に乗らなきゃいけないだけでも苦痛。そこに、優遇された女があえて普通車両に乗ってくる神経が信じられない!
男はそういう優遇もない中、仕方なく普通車両に乗っているのに。そういう女に限って、『すみませ〜ん! この人痴漢です〜!』なんて言ってくるんじゃないの? 冤罪被害を受けた男の身にもなってみろ!」
痴漢の冤罪被害にまで発展したかどうかは確証がないものの、男性は痴漢をしてもいないのに訴えられるリスクもたしかにある。男性がこのように思ってしまうのも、仕方がないのかもしれない。
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■女性にこの話をしてみると…
ここで、通勤時によく女性専用の隣の車両に乗ってしまうことがある20代の女性に、こうした男性がいることを伝えてみた。
「そう思っている男性がいることは知りませんでした。たしかに、言われてみればそうかもしれません…。ただ、悪気はまったくないのを知ってほしいです。
発車スレスレの時刻で、間に合わないで隣の車両に乗ってしまうこともあるんです。それでも無神経と言われてしまうのでしょうが…。『気をつけます』としか言えません」
女性はひどく驚いており、配慮のない行動だったとして反省していた。今回の調査では3人に1人の男性が不快に思っていることが判明したが、決して少数だとは言えないのかもしれない。
こうした意見が浸透すると、女性専用車両の隣の車両には女性が乗らなくなる日もくるのだろうか。
(取材・文/しらべぇ編集部・chan-rie)