「昔はよかった」は嘘?現代人が「生まれたかった時代」圧倒的に人気なのは…
「生まれた時代が悪かった」そんなことをこぼす人がいる。だが今と昔では便利さは違えど、あらゆる面で苦労を強いられるのは変わらないだろう。
そこでしらべぇ編集部では、現代に生きる全国20〜60代男女1331名を対象に意識調査を実施した。
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■昭和生まれの人も「平成」に憧れ?
今回のアンケートに回答した1331名中、平成生まれは157名であるにもかかわらず、全体のおよそ5割が「平成に生まれたかった」と答えた。
ちなみに、平成生まれで「平成に生まれてよかった」はおよそ6割である一方、昭和生まれで「明治〜昭和」と回答したのは3割と半分になっている。
技術が進歩し、便利になった平成の世は「こんな時代に若いころを過ごしたかった」と憧れる人が多いようだ。
■隠れ人気の時代は?
さらに、くわしく年代別に見てみると…
「明治〜昭和」の人気が平成を逆転するのは、60代を超えてから。50代までの現役世代は、老いも若きも平成生まれに憧れる人がもっとも多い。
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■便利だけど楽観できない平成生まれ
このようにあらゆる世代が憧れる平成っ子だが、該当する現在20代以下の若者たちが直面する現実や未来は、決して明るくない。
年金財政は、高齢世代のような受給額は期待できず、子供から大人まで誰もが納税する消費税が導入されたのも平成元年4月。昭和のような戦争や冷戦は身近でないものの、国際情勢はテロなどによって不安定化している。
便利な時代はありがたいが、その先までを担う世代の不安や恐れまでみんなで共有できる社会でありたい。
(文/しらべぇ編集部・ふふふふ)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2016年1月22日~2016年1月25日
対象:全国20代~60代の男女1331名