オジサンが見たら泣く!松田聖子の『サントリーCANビール』CMが美しい
昔から現在まで、面白かったり泣けたりと、人々に感動を与えるTVコマーシャルが数多く制作されてきた。
だが、サントリーが1983年に発売した『サントリーCANビール』ほど、オジサンたちが見て涙するCMはないかもしれない。
「当時のトップアイドルだった松田聖子さんの染みる歌声と、大人なシチュエーションのなか可愛いペンギンたちが作るストーリーは、本当に心に残っています」
…と語るのは、サラリーマン歴30年を超える男性。放送から数十年経っていても覚えているなんて、どれだけ感動したんだろうか。
また、デアゴスティーニが運営するホビーコミュニケーションサイト「ホビコム」でも、CMに登場したペンギンをエポキシパテで作った人が登場。
32年前の作品なのに古さを感じさせないのは、作者のスキルとペンギンの可愛らしさがあってのことなのかもしれない。
■いまでは放送不可?
ちなみにこの『サントリーCANビール』、業界人によるといまでは絶対に放送できないらしい。
いったいなぜなのか話を聞くと、どうやらお酒のCMにアニメのキャラクターを使うことは、酒類メーカーで自主規制をしているとのこと。なるほど…。
いまでは規制でガチガチになってしまい自由にCMを作れなくなってしまったため、じつは昔のCMのほうが規制がゆるい分、心に残るものを作ることができたのだろうか。
(取材・文/しらべぇ編集部・熊田熊男)