熊本地震の支援をする人必読『災害ボランティア活動ガイドブック』
2016年4月14日に発生した熊本県の地震で、現在も多くの人たちが避難場所で待機している。現在は自衛隊による炊き出しなど、プロによる支援活動が行われているようだ。
また、熊本県社会福祉協議会ボランティアセンターも災害救援先遣チームを現地に派遣し、調査を実施しているとのこと。
■災害ボランティア活動ガイドブックを読んでおこう
避難場所でのボランティアのニーズが分かり次第サイトで詳細は伝えられるそうだが、ボランティアを検討している人は先に読んでおきたいのが『災害ボランティア活動ガイドブック』。
これは熊本県社会福祉協議会が作成したボランティアをする際の手引きのようなもので、初めてボランティア活動をする人へも分かりやすくどのように活動をするべきかが書かれている。
本記事ではガイドブックに書かれている要点を、まとめてご紹介したい。
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①食事・宿泊場所について
被災地のボランティアセンターでは宿泊所や食事は基本的に用意されない。
そのため、近隣の被災の無かったホテルに宿泊したり、食事も現地調達すると被災者にまわる食事が減ってしまうため、事前に確保する必要がある。
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②持って行くものについて
長袖・長ズボンなどの作業着と雨具、軍手やゴム手袋、長靴や安全靴(釘の踏み抜き防止の中敷きを入れたスニーカーでも可)
タオル、ラジオ、携帯電話、弁当、飲料、塩分の入った飴、防寒着、使い捨てカイロなど
※その他にもヘルメットなどを求められる場合があるため事前に要確認
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③交通手段について
自分で確保する必要あり。災害復旧作業車の邪魔にならないよう注意すること。
④安全確保について
行く前に家族や知人に必ず伝える。また、万が一の事故・ケガに備えて、出発地の社会福祉協議会で、ボランティア活動保険へ加入すること。
以上が要点となる。そのほかにも未成年者を参加させる場合の注意事項や、被災者へ不信感を与えないための身分証の提示方法なども『災害ボランティア活動ガイドブック』には詳しく書かれている。
現地での支援を検討している人はボランティアセンターからの募集が出て参加する前に、必ずガイドブックを読んで準備は万端にしておこう。
参考リンク:災害ボランティア活動ガイドブック(PDF)
(文/しらべぇ編集部・ロバ耳太郎)