梅毒患者が急増中! 感染から3ヶ月でどうなるのか医師が解説
梅毒患者は、どんどん増え続けています。
内科医ライターの青木マダガスカルです。フランツ・シューベルトやアル・カポネも患ったという「梅毒(ばいどく)」。
1967年以降、日本での報告数は減少傾向にあり、すでに過去の病気という感すらありましたが、ここ数年で状況が一変しています。
■どんどん増える梅毒
性感染症の原因で圧倒的に多いのは、クラミジア、淋菌、ヘルペスウイルスですが、発生件数はいずれも減少。一方、梅毒は15歳以上の全年齢で増加傾向にあり、2015年は2697件報告されました。驚くべきことに、これは5年前の4倍以上になります。
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■これまで性感染症にかかったことがあるのは?
そこで、性感染症にかかったことがある人の割合を調べたところ、全国1353人のうち105人(約8%)が「ある」と答えました。
性別で分けると、男性9.3%、女性6.2%が性病経験者でしたが、20〜30代に限れば男女差はほとんどありません。
一世代前とくらべ、女性が性に対して積極的になったということでしょうか。梅毒報告数の増加が著しいのも20代の女性です(5年前の約12倍!)。