Facebookつながりに「本当の友達」がいない…SNSの複雑な人間関係
Facebookで、あなたはどれほどの友達とつながっているだろうか。先日、しらべぇが「Facebookの友達登録平均人数」を調査してみたところ、各世代での人数は…
既報のとおり、ひとりの50代男性が4300人の友達とつながっていたため、50代男性の平均友達人数が高くなっているのだが、この男性に「本当の友達は何人?」と尋ねたところ、実際は50人と答えたのだ。
これはあくまでも極端な例なのだが、全国のFacebookユーザーは、「本当の友達」といえる人とどれだけつながっているのだろう。
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■本当の友達は平均29.5人
編集部がFacebookユーザーを対象に調査をしてみたところ、性年代別で大きな差が見られた。先述のグラフデータと比較してみてほしい。
20・30代女性の「友達登録平均数」と「本当の友達の人数」を比較してみると、100人近くいるFacebook友達のうち「本当の友達」はおよそ半数近くにまで減っているのである。
上辺だけの付き合いだったり、会ったことのないネット上で人と交流している人が多いということだろうか。
一方、同世代の男性では女性ほどの差は見られない。仲間内のつながりを大事にしていたり、面識のない人とネットでつながることに抵抗感があるのかもしれない。
関連記事:Facebookの友達は何人?4300人もつながっている人の特徴が判明
■本当の友達なんていない…
また、この調査で「ある回答」が目立っていたのも気になる。それは、「本当の友達はひとりもいない」というもの。その割合は…
たかが1割と思われるかもしれないが、332名中44名と考えると、少ないとも言い切れないだろう。友達がいない理由を聞いてみると…
・近況を覗きたいだけ(20代男性)
・義務感で残している(30代男性)
・削除した後が怖いから(20代女性)
という回答が多かった。これらはFacebookだけではなく、すべてのSNSに通ずるものがあるのかもしれない。Facebook上で行なわれる人間関係は、現実社会と同じく複雑なようだ。
(取材・文/しらべぇ編集部・ふふふふ)
【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2016年3月18日~2016年3月22日
対象:Facebookを利用している全国20代~60代の男女332名(有効回答数)