きゅうりは「栄養価がほとんどない」って知ってた？
細長く、少ししなった棒状の物体。長さは10センチから長いもので20センチ程度で、生だと硬い。
きゅうりは日本の食卓になくてはならない野菜だ。生で食べてもよし、漬物にしてもサラダに入れても悪くない。しかし、そんなきゅうりが「世界一栄養のない野菜」としてギネスに認定されているのを知ったなら、人々の目線は変わるのだろうか？
■きゅうりの栄養価の認知度は…
しらべぇ編集部では全国の男女1353名に調査した結果、「きゅうりに栄養価がほとんどないと知っている」と答えたのは全体の51.5％。
全年代で女性のほうが男性よりきゅうりについて詳しいこともわかった。当然と言えば当然のデータだが、20代男性の「知らなさ」が気にかかるところである。
なお、栄養価の事実を知らない人の中には、「きゅうりを無理に食べてくる人がいて困った」と語る人もいるらしい。
「もともとウリ系が苦手だったのですが、大家さんがきゅうり大好きな人で、サラダや漬物はもちろん、カレーにも入ってたんです。福神漬けは好きだけど、きゅうりをそのまま入れた感じで、これが絶妙にマズい。
そして『栄養あるから食べなさい』と言われ、半ば強制的に…。実際ないのにと思いながら無理してましたね」（20代・男性）
関連記事：スポーツ中に炭酸飲料ダメって本当？飲みながら箱根駅伝コースを走ってみた
■むくみ改善にはもってこい？
そんな風に栄養価の低いきゅうりであるが、じつはカリウムはふんだんに含まれている側面もある。同栄養素には利尿作用があり、体に余分な水分がたまった「むくみ状態」を改善する効果があるのだ。
むくみがちな女子はぜひきゅうりを食べてみるといいだろう。
また、カリウムにはナトリウムを排泄する働きもあり、高血圧改善にも効果的。栄養価の面では少し心もとないものの、みずみずしさで食卓を彩る彼らは、今後も我々の生活に不可欠と言えるだろう。
・あわせて読みたい→栄養満点！1分で作れる「ツナたまご飯」がとろけるウマさ
（取材・文／しらべぇ編集部・岡本拓）
調査期間：2015年12月22日～2016年12月24日
対象：全国20代～60代の男女1353名（有効回答数）
