舛添都知事の公用車による別荘通いは役得?都民は怒りの声

2016/04/30 18:30


(写真は舛添要一公式サイトのスクリーンショット)
(写真は舛添要一公式サイトのスクリーンショット)

東京都の舛添要一知事が、昨年5月から公用車で都庁と神奈川県湯河原市の温泉つき別荘を行き来していたことが発覚。都民を中心に「神奈川にいて災害対応ができるのか」、「公用車を私物化している」など、怒りの声が噴出している。

以前にも、アメリカ視察時の高額な経費が議論となった同知事。批判は高まる一方だが、当人は「ルールどおりで問題ない」と一蹴。

さらに28日の会見で「股関節の調子が悪いうえ、自宅の風呂が狭く、週に1度は広い風呂で脚をのばしたい」と話し、別荘通いの必要性を力説した。

また、公用車使用については「公用車は『動く知事室』であり、移動中もしょっちゅう電話をしている。運転手の守秘義務などを考慮するとセキュリティの整った車で移動するのは当然」とのこと。



■役得として幕を引きたい?

そんな中この問題を取り扱った『情報ライブミヤネ屋』の宮根誠司氏も「温泉入って公用車乗り回すのは当たり前」、「都知事は激務、当然許される」と擁護。

どうやら、知事や一部メディアは「公用車を使った温泉別荘地訪問は知事として必要な行動」と考えており、一種の役得として幕をひきたいのかも。

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ちなみに、しらべぇ編集部の調査によると、今の職業や身分で役得を経験したことがある60代男性は、約2割となっている。

会社社長のような絶対的な権力を持っている人間が多い60代は、役得を経験する場面が多いよう。しかし、知事が使っている経費は税金であり、簡単に終わらせていいのかについては意見がわかれるところだ。


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■東京都民は怒りの声多数

都民に話を聞いてみると…

「都知事であるにもかかわらず金をじゃんじゃん使って海外出張する意味が私にはわかりません。それでいて、休みの日は神奈川にいるとか都民をバカにしているのでは? これならまじめに都政にあたっていた猪瀬直樹前知事のほうがマシです」(30代男性)

「週末温泉に行くのはかまわないですが、公用車を使うのはありえません。出張時のスイートルーム使用とか、特権をフルに活かした 贅沢って感じがして気分が悪い。税金を使うのではなく自費でやってほしい」(30代女性)

「公用車を使うのは仕方ないかな。公私の境目のない仕事だと思うし、公用車で移動するのもわかる気がする。まあ、褒められた行動ではないと思いますけどね」(20代男性)

擁護の報道もあるが、やはり知事の高額海外出張や公用車での湯河原通いについて疑問を感じている人は少なくないようだ。知事の今後の対応によっては、辞任を求める機運が高まるかもしれない。

(取材・文/しらべぇ編集部・佐藤 俊治

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【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo
調査期間:2015年11月20日~2015年11月24日
対象:全国20代~60代の男女1371名

経費調査舛添要一
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