電車の網棚に忘れ物 ありえないモノがあったとの目撃情報も
満員電車に乗って荷物を多く持ってしまったとき、網棚を使用したことがある人もいるだろう。だが、そのまま網棚に物を置き忘れて電車を降りてしまったこともあるのではないか。
しらべぇ編集部では、そうした人がどのくらい存在するのか、全国20代〜60代の男女1365名を対象に調査してみることに。
■網棚に忘れ物 老化の問題…？
すると、全体では17.1％が電車の網棚に忘れ物をした経験があると明らかに。
性年代別で比較してみると、60代以上の男性は最多の約4割だったのに対し、60代以上の女性は7.1％と、どの層と比べても忘れ物率が少ないことが判明。
これは電車の網棚を利用するかしないかだけでなく、「網棚の高さ」も大きく影響していることだろう。
荷物を置きたくなるときは「幅をとる物」か「重い物」だと考えられる。しかし、背が低ければ網棚に物を載せることはできず、重ければなおさら持ち上げるのも困難だ。
60代以上の男性では持ち上げることはできるものの、年齢による物忘れの激しさからなのか、置いてきてしまう人が多いと考えられるだろう。
■電車の網棚エピソード3選
実際に、電車の網棚に忘れ物をしたことがある人・衝撃なものを見た人に、そのときの状況を聞いてみた。
①サックス
「高校時代、コンクールの帰りにサックスを電車の網棚に置いて忘れてきてしまいました。他の人も多く電車に乗っていたので、少しでも電車内の空間に余裕をもたせようと思ったんです。結局見つけましたが、ヒヤヒヤものです。
網棚に置くのはサラリーマンがカバンを載せるイメージしかなかったので、今まで置いたことがなかったのですが、載せたときはやっぱり楽でしたね」（30代女性）
②折りたたみ自転車
「折りたたみ自転車を忘れてきたことがあります。折りたたまれているとはいえ幅をとるので網棚に置いたら、見事に忘れてしまいました。
すぐに気がついたので、駅員さんに言ってあとで降ろしてもらったんですけど、降ろすのが大変だったとか…。載せるのも大変だったので、まぁそうですよね…（笑）」（30代男性）
③人間
「自分ではなく見たことがあるんですが、人が網棚に寝てました。酔ってたのかわかりませんが、ちょっと意味がわからないですよね。痛くないのかな…と」（30代男性）
サックスを忘れたエピソードもあったが、今年ドイツで約3億円のヴァイオリンを電車の網棚に忘れた人がいるというニュースもあった。
高価なものを網棚に載せる勇気があることにも驚くが、手を離して管理するものは何かしらの対策をするべきだろう。
（文／しらべぇ編集部・山吹彩野）
調査期間：2016年4月22日～2016年4月25日
対象：全国20代～60代の男女1,365名（有効回答数）
