インストラクターに聞いた「命に関わる危険なダイエット」
夏日が続き、いよいよ夏がやって来ることを実感する今日このごろ。露出が多くなる季節であるだけに、体を引き締めておこうとダイエットに励む女性も多いものだ。
しかしダイエットはやり方を間違えれば命を落としてしまう危険もあると聞く。健康のために死ぬような考え足らずな行動はするべきではない。
実際、危険なダイエットはどんなものがあるのだろうか。しらべぇ取材班はスポーツインストラクターである30代男性に話を聞いた。
■実際に人が死んでしまったようなダイエットはある?
「そうですね、危険なダイエットはいろいろあります。絶食や短期間での急激なダイエット、下剤を使ったダイエット、サプリだけの食事が代表的ですね。
トレーニングをしはじめると、最初は成果が出やすい。でも体重が落ちにくい時期がきます。そのときに無理なダイエットに走っちゃう人が多いんです。
断食ダイエットは拒食症を引き起こしますし、下剤ダイエットは脱水症状が起きて最悪死ぬ。そもそも、そういう無理なダイエットは結局リバウンドするから意味もありません」
■死に至るダイエットを防ぐためには?
「1ヶ月に5キロ以上のダイエットは基本的に危ないと考えてください。下剤を使えば10キロは痩せられますが、入院したり最悪死んじゃうんですよね。そういう人が結構います。体重の数値を減らすことに強迫観念を感じる人がハマりやすい落とし穴でしょう。
逆説のようですが、数字はこだわらないほうがいいです。ひとつの目安にはなりますが、もっと大事なのは見た目ですから。筋肉をつけて脂肪を燃焼してスリムになる。このことを大事にすべきですね」
■オススメのダイエット方法ってある?
「ぶらさがり体操を推奨しています。鉄棒やぶら下がり健康器具を使うダイエット方法なんですけど、怪我を絶対しないからいいんですよ。ぶら下がった状態で体を前後に20回ゆすって1分休憩する、これを5セットするだけ。腹筋と背筋がバランスよく鍛えられます。
あとは足上げ腹筋ですね。背中が床につくかつかないぎりぎりの角度で、最初は10秒キープするだけ。段々伸ばして30秒を目指しましょう。これだけで、かなり効きますよ。逆に、寝転んだ状態から起き上がる腹筋は腰に負担がかかるのでオススメしません」
夏に向けてダイエットをする人たちは数字にこだわらず、鏡に映る自分の姿にこだわるべきのようだ。体重は落としても、命は落とさないように気をつけよう。
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(取材・文/しらべぇ編集部・モトタキ)