子供のころの習い事を活かせてる?年収でも大差が…
親は子供の将来のことを思い、小さいころから習い事をさせる人も多い。最近ではプログラミングを習う教室もできたりと、習い事自体も進化している。
では実際に、「子供のころの習い事が大人になっても役に立っている」と感じる人はどれくらいいるのだろうか。しらべぇでは、全国20代〜60代の男女1,378名に調査をしてみた。
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■女性のほうが子供のころの習い事が役立つ
その結果、男性は15.2%、女性は24.0%の人が「子供のころの習い事が今に役立っている」と回答。
男女だけで比べると約10%もの差があった。ということは、性別によって分かれる習い事が要因としてあるのだろうか。
編集部では、子供のころに習い事をしていた人に話を聞いてみた。
「子供のころは、ピアノ、英語、水泳、幼児教室とほぼ毎日何かの習い事に行っていました。でも結局、部活を始める中学生前まで続けたのはピアノだけでしたが、そのピアノは今でも役立っています。
中学生になったら、ピアノを弾ける人は音楽面で頼りにされますし、その後音楽をやるのであれば、音符を読めるっていうのはとても大きい。あの時間が無駄だったなと思ったことは一度もなく、むしろ学校などの場では優遇されている気がします」(20代女性)
「子供のころは野球チームに入っていました。もちろん楽しいし、友達もたくさんできましたが、そのころの野球が今役立っているかと聞かれたら疑問ですね。
そのまま野球選手になったりしていればよかったって思えそうですが、まったくそんなことないですし。今は、楽器を習っています。楽譜が読めないので、子供のころ習いたかったなと、今は思いますね」(60代男性)
習い事のメジャーどころを男女別で話を聞いてみたが、今役立っているものは「普通に生きていくうえで披露する場が多いもの」だと考えてみたらいいのかもしれない。
だとすると、自分の成長の糧となる「書道」や「そろばん」、交流や選択肢が広がる「英会話」も、役立つ習い事といえるだろう。
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■高収入への道は習い事にあり?
年収別で比べてみると、子供のころの習い事が今に役立っていると答えたのは、年収500万円以上の人に多かった。
さらに年収が上がり700〜1,000万円の人では、約3人に1人もの人が習い事の重要性を実感している。
子供のころの習い事は、親のきっかけで始めることが多いだろう。しかし、そのあと続けるのか続けないのかは本人のやる気次第でもある。それが今の自分を形作っていると考えると、素晴らしいことだ。
それだけでなく、将来年収の高い仕事に就くことができるのだとしたら、小さいころの習い事は、やはりあなどれない。
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(取材・文/しらべぇ編集部・山吹彩野)
【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2016年5月20日~2016年5月23日
対象:全国20代~60代の男女1,378名(有効回答数)