「オタクに恋は難しい」現状が明らかに とくに甲信越がヤバい
若者のオタク化が叫ばれて久しい。その人口はずいぶんと肥大化しつつあるが、ひとつ気になるのは彼らは趣味に没頭しすぎているためなのか、恋愛に疎いイメージが強いことだ。
それどころか「リア充爆発しろ」を合言葉に、そうした恋愛沙汰を敵視している傾向すらある。だが、一方では裏ではしっかり恋愛をしていることもあるのではないのだろうか。
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■オタクな若者は恋をしているのか
しらべぇ編集部は、20代から60代の男女1378名に「オタクと恋愛をしたことがあるか」について調査を行なった。
オタク本人が付き合ったという自己申告ではなく、他人による証言であることに重きをおいた。その結果、平均値はおよそ調査人数のちょうど5%。
年代別で見ると20代の年齢層は他の年齢層に比べて高く、恋をしたことがある人の割合は10%を超えた。若いオタクは今までのオタクとは違って恋愛をするタイプも増えつつあるようだ。
一言にオタクといっても、「アニメオタク」「漫画オタク」「鉄道オタク」etc…とあり、その中でも単純に作品を楽しむ人、コスプレに興じる人、同人作品の制作に勤しむ人、撮影を試みる人とさまざまだ。
そうした多様な趣味に合わせたSNSも存在しており、オタク同士で交流を深めることができる場がある。
仲間がいるんだと感じることによって、オタクであることをオープンにする人も増えているだろう。かつては完全に迫害される立場にあった彼らは、オタクであることを恋人に隠しているケースも多く存在していた。
それゆえに歳を重ねれば重ねるほど、オタクと付き合っていた自覚もなく、恋が終わってしまった人も少なくはないだろう。そうした事情があり、20代と60代ではポイントに10倍近い差があるのだと理解できる。
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■甲信越のヲタクに恋は難しい?
エリア別に見てみると、首都圏や近畿は全体平均値と遜色ない数値だった。東京、大阪、福岡ではオタクのイベントも盛んである。ゆえにオープンオタクな人たちの数も自然と多くなるのは想像に難くない。
一方で、北関東がもっとも多い数値を叩き出し、甲信越は0%となった。これはオタクイベントの開催される場所への移動の容易さとも関連しているのだろうか?
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(取材・文/しらべぇ編集部・モトタキ)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2016年5月20日~2016年5月23日
対象:全国20代~60代の男女1378名(有効回答数)