土下座はただのパフォーマンス!謝罪に一番必要なものを問う
企業の不祥事が起き、記者会見中に上層部の人たちが土下座をしていることがある。これを見て、「誠実に謝っているから、許してあげよう」なんて思えるだろうか。
しらべぇ編集部が「土下座は本気で謝っているように思えない」と思うかどうかの調査を実施したところ、41.9%もの人が土下座をされても本音の謝罪とは受け取らないと回答。その理由は、次の通りだ。
「パフォーマンスにしか見えない」(男性40代)
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■誠意を見せるのが謝罪の基本
謝罪に必要なものは、土下座ではない。
「誠意を見せる」(男性50代)
「誠実な態度」(女性30代)
謝罪は、申し訳ない気持ちが伝わるかどうかが大切。心がこもっていないと、相手に伝わらない。土下座は誠意を見せる手段のひとつではあるが、このような意見も。
「土下座さえすればいいと思う態度が嫌です」(女性40代)
土下座にいい思いを持っていない人も多いので、逆効果になる可能性も高いのだ。
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■年齢を重ねるほど土下座への不信感は高くなる
年代別では、世代間で考え方の違いがはっきりとみられる。
20代では3割ほどしかいないのに対し、60代以上では約6割もの人が土下座否定派である。土下座で謝ってきたのに反省をしておらず、さらに裏切られた経験をした人も多いのだろうか。
しかしこれだけ年を重ねるほど増えているのなら、やはり土下座を謝罪でなくパフォーマンスでする人が多いとも取れる。
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■男性は女性に土下座で謝ってはいけない
土下座がいけないなら、どのように謝ればいいのだろうか。
「涙をみせたら」(男性20代)
「本気で泣く」(男性50代)
謝罪の涙は意外にも有効のようだが、会社で毎回泣かれるのも面倒な話である。また夫婦や恋人同士トラブルも普段は強気の女性が涙するなら効果があるが、すぐに泣く女性は「またか」と思われるのがオチだ。
ちなみに土下座については、男女間で意識の違いがある。
男性より女性のほうが、土下座には否定的な人が多い。男性の浮気がバレて土下座をしても、女性は本気の謝罪とは認めない場合もあるので注意が必要だ。
謝罪の気持ちを伝えるには誠意をしっかりと伝え、その後の行動で見せるしか方法はなさそうだ。
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(取材・文/しらべぇ編集部・ニャック)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2016年7月22日~2016年7月25日
対象:全国20代~60代の男女1,376名 (有効回答数)