薄幸な美女たちが作る?!新橋「未亡人カレー」が激ウマ
日本有数の「サラリーマンの街」と言われる、東京・新橋。
雀荘や高級クラブなど、企業戦士にむけた娯楽施設も多いこの街に「未亡人が作るカレー屋」があると聞きつけさっそく取材へ。
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■ひっそりと出現
新橋駅より徒歩1分、ニュー新橋ビル3階で館内地図をみると「みぼうじんcurry」と書かれている。「みぼうじんcutey(キューティー)」に空目してしまい動揺する記者。
店頭の立て看板にも堂々と「みぼうじんカレー」と書かれている。
訪れたのは平日の11時。店内はまだ席に余裕があり、従業員の美女3名が「いらっしゃいませ」と優しく出迎えてくれる。
エキゾチックなハーフ系美女が笑顔でおしぼりを出してくれた。
はたしてこの中の誰が未亡人なのだろうか…奇妙な期待を抱き「ビーフ野菜炒めカレー」(1,000円)をオーダー。
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■野菜ギッシリ
華奢な腕を豪快にふるい、フライパンで野菜を炒めるナチュラル系美女の後ろ姿。
アツアツの野菜が大皿にこんもりと盛られ、サイドに牛肉ぎっしりのブラウンカレーとターメリックライスが。
どこからスプーンを入れるべきか悩むほどのボリュームだが、野菜・ルー・ライスをまんべんなくすくっていただく。
野菜炒めとカレーが別物として分離しておらず融合しているのは、野菜にカレー粉で下味をつけているからとのこと。
免疫力を高めるという長野県産のえのき茸、店イチオシの淡路島産のタマネギにキャベツともやしがジューシー。
肝心のルーも、柔らかい牛肉のダシがたっぷりで奥深い味わいだ。
ライスより野菜を多めにすることで、サラリーマンをはじめとする現代人に野菜をたっぷり摂取してほしいという願いが込められているそう。
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■未亡人(?)たちの性格の良さに癒やされる
厨房では、「熱いやろ? 気をつけて持ちや」「ありがとう」など美女従業員たちがそれぞれを思いやって仕事をしている。性格が良くて癒される。
気がつけば、店内8席のカウンターに5組のテーブルは超満員。思い切って、
「誰が未亡人なんですか…?」
と聞いてみたところ…
「ご想像にお任せします」
という、なんともいじらしい返答が…。
オーナーの母上が実際に未亡人であり女手ひとつで子育てするなかで子供たちの健康をカレーで保っていた、というエピソードもあるらしい。
「ひとりの体じゃないのよ」と書かれた黒板には、店のこだわりも書かれている。(BGMはモーツァルト)
現代社会の生活に疲れたら、ぜひ足を運んでみては?
【みぼうじんカレー】
住所:東京都港区新橋2−16−1 ニュー新橋ビル3階 307
営業時間:11:00~22:00(ただし当面のあいだ16時まで)
定休日:日曜・祝日
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(取材・文/しらべぇ編集部・大木亜希子)