恐ろしい感染力!ウイルスの脅威がわかる特撮作品3選
こんにちは、モノブライトのベース、出口です。
行楽シーズン真っただ中の8月14日、千葉県幕張メッセで行われたジャスティンビーバーさんのコンサートに参加した兵庫県の男性がコンサート後はしかと診断。
10日から14日ほどの潜伏期間を鑑みて各機関から注意の呼びかけがされていましたが、8月30日は関西国際空港の女性従業員がはしかと診断され、コンサートに参加していた男性と同型と判明。
全国へ拡大する恐れがあるとして、厚生労働省の専門家会議は31日、熱や発疹などの症状が出た場合にはすぐに医療機関を受診するよう強く呼びかけています。
多くの人が集まるコンサート会場や空港で起こったはしか感染。目に見えないウイルスは脅威としか言えません。実は特撮にも感染を扱った恐ろしいお話があるのをご存知でしょうか?
今回ははしか感染の注意喚起として、感染を扱った特撮作品をご紹介したいと思います。
画像をもっと見る
■発症すれば助からない!脅威の宇宙細菌
血液中のフィブリノーゲンを主な食料とし人間に寄生する厄介な生態をもつのがウルトラセブン(1968年放送)第31話「悪魔の住む花」に登場する宇宙細菌ダリーです。
花の花びらに入り込み接触者の体内に侵入し血液を貪るため、感染者は極度の貧血状態に陥り吸血鬼と化し最終的には衰弱死してしまいます。現代医学では治療法がない脅威のウイルス。
これに立ち向かうウルトラセブンは自身をミクロ化し感染者の体内に入り込み見事ダリーを撃退。戦いが人間の体内で繰り広げられる斬新なエピソードです。
ミクロ化し体内に入り病巣を撃破するアイデア元は、1966年にアメリカで制作された「ミクロの決死圏」というSF映画から。
「悪魔の住む花」とあわせて鑑賞して頂くと、自分の体内環境の関心が高まり健康な体作りへの第一歩となるでしょう。
関連記事:SMAPに続くか?歌い戦う「スーパー戦隊アイドル」3選
■人間を溶かす殺人カビ!その意外な弱点とは
仮面ライダーアマゾン(1974年放送)には、キノコに人間の頭脳を移植して生み出されたキノコ獣人が登場します。
キノコ獣人の体内で作られる「人喰いカビ胞子」に触れた人間は、たちどころに溶かされてしまいます。しかし、この殺人胞子には意外な弱点があったのです。
それは、風邪を引いているものには効力が出ない、というもの。劇中でも、キノコ獣人に襲われたバスの乗客は溶解してしまうのですが、唯一生き残ったのは風邪を引いていた赤ちゃん。
普段私たちを困らせる風邪ウイルスにこんな効果があるとは思いもよりません。結果的に人類を救う風邪ウイルスとは言え、やはり風邪は引きたくないですね。
関連記事:歴史的大ヒット!『シン・ゴジラ』を100倍楽しむため押さえておきたい作品3選
■謎のウイルスを撃退する「ドクター」ライダー!
10月2日から放送が開始される仮面ライダーシリーズ最新作「仮面ライダーエグゼイド」は、「ゲーム」と「医療」がテーマ。
シリーズ初の試み「医師ライダー」、戦う相手は人類を脅かす謎のゲームウイルス「バグスター」というもの。
患者にとって病気の治療は不安との戦い。医師は治療と同時に精神的な部分からも患者を助けるヒーローと言えるので、毎年新しいヒーロー像を提示する仮面ライダーにとってはまさにピッタリの設定です。
放送前なので詳細はまだ明かされていませんが、若きドクターが未知のウイルスを撃退する活躍に今から期待が膨らみます。
関連記事:49年前に存在していた!?ポケモンのルーツはカプセル怪獣
■ウイルスに感染する前にできること
健康体であることのありがたさを痛感する瞬間は、皮肉にも「健康じゃないとき」がほとんどです。体の調子がいいときほど健康を維持するための努力が必要ですが、つい気が緩んでしまうこともあります。
最近のはしか感染を対岸の火事とは思わず、危機意識をしっかりと持ちたいところです。
・あわせて読みたい→特撮の金メダル!? 獲得枚数よりも気になる特撮作品のメダルとは
(文/モノブライト・出口博之)