日本が3年連続!ノーベル医学生理学賞に東工大・大隈名誉教授

2016/10/03 19:30


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画像は東京工業大学 大隅研究室公式サイトのスクリーンショット

10月3日から始まった2016年のノーベル賞の受賞者発表。

初日は医学・生理学賞が発表されたが、日本人では東京工業大学名誉教授の大隅良典氏(71歳)が「オートファジー」の研究により受賞した。

日本人のノーベル賞は3年連続、アメリカ国籍を取得した人を含め25人目となる。医学生理学賞の受賞は、昨年の大村智さんに続き4人目。



■「オートファジー」って何?

そもそも「オートファジー」とはギリシャ語で「自分」+「食べる」という意味の言葉をかけあわせた造語で、細胞が不要なたんぱく質などを分解する仕組みである。

細胞の中で正常に機能しないたんぱく質が異常を起こす前に取り除いたり、栄養不足の際にたんぱく質を分解し新しいエネルギーを作り出す役割を果たすという。

パーキンソン病などでは、この「オートファジー」の遺伝子が正常に機能を果たさないことが解明されており、今後の新しい治療法の開発につながることが期待される。


関連記事:がん転移公表の小林麻央 現役医師は「5年生存率は30%」と指摘

■Twitterでも注目

受賞が発表されたあと、すぐに多くのネットユーザーも大隅教授の研究について注目。Twitterでは、今後、神経変性疾患などの治療が大きく進化するのではないかといった声であふれている。

なかには、偶然の流れから刺激を受けたという、こんなつぶやきも…。

https://twitter.com/_karenzaki/status/782879894829080576

翌日の物理学賞発表も日本人が受賞する可能性が高いとの報道もある。医学賞に続いて期待したいところだ。

・合わせて読みたい→イグ・ノーベル賞で日本人が10年連続の受賞 「股のぞき効果」研究で

(文/しらべぇ編集部・ロバ耳太郎

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