80年代の大スターは整形依存で生死の危機をさまよっていた
青春時代にあこがれたスターを久しぶりに見たら、なんだかガッカリ…なんて覚えがある方も多いだろう。
しかし、しばらく見ないうちに見た目がまったく変わっていたとしたら? ガッカリどころでは済まないはずだ。
■80年代の大スターは整形依存症に…
40代より上の音楽ファンは80年代に活躍したイギリスのバンド「デッド・オア・アライブ」(以下DOA)を覚えているだろうか?
今から30年以上まえにデビューしたDOAは、ユーロビートブームに乗ってヒットを連発したディスコバンドだ。
CDは世界中で2,000万枚以上の売り上げを記録し、日本での人気も獲得。
現在ではかつての大人気バンドも解散状態。バンドの顔であり中性的な魅力で女性ファンを夢中にさせたイケメンボーカルのピート・バーンズは…。
https://twitter.com/PeteBurnsICON/status/780731194275225600
何と女性になっていたのだ!
現在57歳のピート・バーンズは、もともとバイセクシャルであり、美しさへの抑えがたい欲求があった。DOAで成功し大金を手に入れると、整形手術にのめり込んだのだ。
「これまでに何回、顔にメスを入れたのか覚えていないわ。たぶん300回くらいかな。
80歳であの世にいったとき、神様が私を見てだれだかわからなければ、天国にいけるはずよ」
ピート本人ですら覚えていないほど何度も手術をおこない、それが原因となって生死をさまようことになる。
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■唇の整形失敗で被害は内臓にまで拡大
最初のきっかけは、事故で潰れてしまった鼻の整形だった。はじめての整形手術から目覚めたときに、ピートは「何か違う」と感じたそうだ。
新しくなった鼻は彼の理想ではなかったため、そこから何度も鼻の整形を繰り返し、やがてほかのパーツにもメスを…。
繰り返される整形手術の末に、ピートへ災難が降りかかる。あるライブ中に唇が焼けるように痛み出した。
思い当たる原因は、医師に勧められて実施したばかりの、唇をグラマラスに見せるためのジェル注射だ。
緊急オペで唇内のジェルを取り除こうとしたが、すでに唇以外の部分にまでジェル広がってしまい炎症をおこしていた。
そこからはピートにとって地獄のような日々となった。ジェル注射が原因で顔面は変形、身体中に血栓ができてしまい、被害は内臓にまで拡大。肝臓や腎臓にまでメスを入れることになってしまった。
「家族は私の死を覚悟していたそうよ」
奇跡的に一命は取り留めたものの、危機的状況から復活するのにピートは2年を費やした。しかし、元の健康体には戻れず、現在でも大量の薬が欠かせない。
「私の体のなかにはボルトやナット、多くの縫い目が入っていて、まるでフランケンシュタインよ。
でも、いまはとても気分は良いの。すべてのものから解放された感じね」
もう整形に懲りているのかと思いきや、ピートは美の探求を諦めたわけではないそうだ。
「人は私のことを醜いやつだって思うだろうね。でも、私はこのビジュアルに磨きをかけていくつもりよ」
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(取材・文/しらべぇ編集部・狐月ロボ)