タイミングで180度違う印象 上司への「褒められて伸びる」発言

2017/01/17 06:30


(TAGSTOCK1/iStock/Thinkstock)
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昔からある教育方法のひとつではあるが、近年「褒めて伸ばす」「褒めて育てる」が盛んに言われるようになって久しい。

一般的に育てる側が使う言葉だが、最近は育てられる立場の人間が「褒められて伸びる子なんです」と言うことも。

しかし、この言い回し、果たして自己申告として使うのに適した言葉なのだろうか?



■「面倒くさい」が1位

しらべぇ編集部で、「自分から『褒められて伸びる子』と言うタイプってどう思う?」をTwitterで調査したところ

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最も多かったのは、「面倒くさい」の37%。3人に1人以上は、「こいつ面倒くさいな」と思うという結果になった。

しかし一方では、「わかりやすくていい」33%、比較的肯定的な「扱いやすい」22%を合わせると半数を超える55%がポジティブに感じている面もあり、言っても大丈夫なフレーズなのか判断に迷うところだ。


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■タイミングによって評価が変わる

これまで新入社員を含め何十人もの部下を育ててきたという、40代の管理職男性・Tさんはこう語る。

「基本的には『叱らないで』と言っているのと同義語なので、あまり良い印象はないですね。自分で『褒めて伸びる子』と言うのは、往々にして“褒めるところ”を探すのが大変なタイプですし。(苦笑)


ちなみに同じ言葉だけど、呆れたのは叱られている途中で『自分は褒められて、伸びる子なんです!』と言った部下。その状況で、そのセリフを言う空気の読めなさで、“デキないヤツだな”と…。案の定、こちらががんばって褒めても、伸び悩んでいます。


逆に評価を上げたのは、褒めている時に『ありがとうございます! 自分は褒められて伸びるタイプなんで、嬉しいです。がんばります!』と言った部下。かわいがられる力が高いというか、“こいつは伸びるぞ”って思いますね。こちらも思った通り、順調に成績を伸ばしているので、近々新しいプロジェクトを任せるつもりです」


同じことを言っても、シチュエーションで印象が変わる言葉は多くあるが、この例はかなりわかりやすい。

自ら「褒められて伸びる」とアピールしたい人は、使いどころを間違いないように気をつけたい。

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(取材・文/しらべぇ編集部・くはたみほ

【調査概要】 方法:Twitter調査
調査期間:2017年1月10日~2017年1月11日
対象:Twitterユーザー225名

上司部下調査
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