【知ってた?】デパートでは雨が降ると特定の音楽が流れる!その一覧紹介します!
梅雨のこの時期、雨は突然降り始めます。
雨がポツポツ降ってきたから、近くのデパートに入って雨宿りがてら買い物をしたことがある、という人も少なくないでしょう。そんな時、デパートの店員さんは、「お品物に雨避けのカバーかけましょうか?」って言ってくれますよね。あれ、不思議じゃないですか? 店員さんはずっと館内で働いているから数分前に雨が降り始めたことなんて知らないはずなのに、ちゃんと外で雨が降っていることが頭に入っている。
その理由は、実は音楽なのです。大きなデパートや商業ビルでは、雨が降り始めると館内に特定の音楽が流れ、それがスタッフたちに「雨が降ってるよ」と教えているんですね。「業務連絡。雨が降ってきました」なんてアナウンスしたら、買い物のウキウキ気分もなくなってしまいますもんね…。
さて、この“お知らせ音楽”に興味を持った「しらべぇ」編集部では、各大手百貨店が雨が降った時にどんな音楽を流しているのかを電話取材しました。以下にその結果を紹介していきましょう。
とその前に、この2曲を紹介しておきますね。
『雨に唄えば』(原題:Singin’ in the Rain)
『雨にぬれても』(原題: Raindrops Keep Fallin’ On My Head)
2曲とも、映画主題歌・挿入歌として世界的に長くお馴染みの“雨ソング”です。やはりこの2曲が、“お知らせ音楽”として人気なようですね。
【小田急百貨店】
『雨にぬれても』を使用。
【銀座三越】
『雨にぬれても』を使用。
【日本橋三越本店】
『雨に唄えば』を使用。
三越は、店舗によって異なるんですね。ちなみに、雨がやんだ時には、『虹の彼方に』(Over the Rainbow)が流れるそうですよ。オシャレですね! 同曲は、雨がやんだ時の曲として大人気でした。
【大丸】
『雨にぬれても』を使用。(やんだときには、『虹の彼方に』)
【伊勢丹】
『雨にぬれても』を使用。
伊勢丹は、やんだときにはポール・モーリアの『蒼いノクターン』を流しているそうです。
【高島屋】
『雨に唄えば』を使用。(やんだときには、『虹の彼方に』)
【マルイ】
『雨にぬれても』を使用。
【松坂屋 上野店】
『雨にぬれても』を使用。(やんだときには、『虹の彼方に』)
【松屋銀座】
『雨に唄えば』を使用。
【西武】
『雨に唄えば』を使用。
【東急百貨店本店・東横店】
『雨音はショパンの調べ』(原題:I Like Chopin)を使用。
こちらは、1983年のヒットソング。東急さんは、個性がありますね。
以上が調査結果です。パルコやルミネは、「特になし」とのことでした。テナントそれぞれにBGMがあったりしますからね。
ちなみにある百貨店は、なぜか「社外秘」として教えてくれませんでした。そして、「そんなことで電話してこないでください」と言われてしまった次第です…。何か、雨が降ったことを知らせる秘密のコードでも出しているのでしょうか…? モールス信号とか?
まぁそれは置いておきまして、わざわざ電話越しに歌ってくれた高島屋の担当者さん、ありがとうございました!
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(調査・文/しらべぇ編集部)