自分が欲しいわけじゃない!モテる男たちがLINEの有料スタンプをこぞって買う理由
みなさんは、LINEの有料スタンプを使っていますか? 世代や性別によってその数値は異なるものの、全体的には有料スタンプを使っている人は少数派のようです。
これ、考えてみれば当然の話かもしれません。無料スタンプが多く提供されているなか、あえてそれを有料で購入する動機はあまりありませんからね。
こうした状況のなか、いま有料スタンプを有効に活用して女性にモテる男性がいるといいます。彼らは、なぜ有料のスタンプを使っているのでしょうか? 今回は、有料スタンプを多く購入している男性に対し、LINEスタンプにあえてお金を払っている理由を聞いてみました。
■「いまどき、200円で女のコに喜んでもらえるものなんて、有料スタンプ以外にあり得ない!」
最初に話を聞いたのは、20才の大学生です。
「女のコへのプレゼント用に有料スタンプを買うんですよ。スタンプって200円くらいですよね。いまどき、200円で女のコに喜んでもらえるものなんて、有料スタンプ以外にあり得ないですよ。仮にチェーン居酒屋で3000円のお酒とおつまみをおごってあげたとしても、それくらいで自分の評価がグンと上がるわけないじゃないですか。その点で、有料スタンプはコストパフォーマンスが圧倒的にいいんです!」
彼は、狙いの女のコにプレゼントする用にスタンプを購入していたようです。ちなみに、200円程度で買えるものと言えば、コンビニのフライドチキンなどでしょうか。そう考えれば、有料スタンプは値段の安さのわりにプレゼントとしてしっかり成立する数少ないものの新鋭かもしれません。
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■「相手がコミュニケーションをとるインセンティブになる」
続いて、合コン後の成功率が高い28才の会社員の声です。
「合コンや街コンでLINEの連絡先を聞いたところで、やりとりだけでその後仲良くなるのはけっこう大変です。同時進行でやりとりをしているライバルは絶対いるので、印象に残りにくい。そういうとき、有料スタンプをプレゼントしてあげるとすごく新鮮に映って印象に残るみたいです。僕はプレゼントする際に一言、『LINEするときこれ使ってね』って言うんです。もらったスタンプって使いたくなるものですから、相手が僕とコミュニケーションをとるインセンティブになるんですよ。おかげでやりとりが活発化します」
もらったスタンプは思わず積極的に使いたくなる。そんな習性を利用して自分とのやりとりを持続させる。なかなか考え抜かれた技ですね。
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■「花束ほど重くなく、相手が喜んでくれる」
続いては31才の会社員の方。有料スタンプは彼なりの女性へのプレゼント法則に適っているという主張です。
「僕は公式キャラの『ジェシカ』をよくプレゼントしてます。このキャラは、仕事もできて、遊びも大好きなデキるOLという設定。これを『○○(女のコの名前)ちゃんに似てるからこのスタンプ使ってよ』といって狙いの女のコにプレゼントするんですよ。
もらった相手はまず喜びますよ。そのキャラと自分を重ね合わせますから。事実、以降はジェシカをたくさん使ってきます。僕自身は有料スタンプは使わないのですが、プレゼントなら大アリです。プレゼントの基本は、自分ではなかなか買わないけどもらったら嬉しいもの。花束なんかもこれにあたります。スタンプは花束ほど重くなく、相手が喜んでくれるのに低コストという点でプレゼントに最適なんです」
3人の話を聞いて判明したことは、モテる男性にとって有料スタンプはプレゼントとして強力な価値を持っているということでした。コスト面も大きいでしょう。仮に5人の女の子にプレゼントしたとしても、トータルコストは1000円程度。彼女たちに飲み代をおごるよりは圧倒的にカジュアルです。
LINEのスタンプを買うということは、コンテンツではなくコミュニケーションにお金を払っている。そんな見方もできそうですが、ここに書いたメリットを本当に自分も享受できるのならば、スタンプの購入を検討してもよいかもしれませんね。
(取材・文/しらべぇ編集部)