めっちゃブサイクなほうの中村…悲しくも面白く、深くもある「なほうの」厳選集

みなさんも、自分が「〇〇なほうの〇〇」と言った思い出、そして言われた思い出、振り返ってみては?

2014/08/18 12:00


nahouno

日本には、本当に様々な苗字があります。当サイト「しらべぇ」ではこれまで、沖縄県に存在する「カタカナにするとかっこいい苗字」や、犬さんや金魚さんといった「動物の名前そのまんま苗字」を紹介してきました。

しかし、それだけバリエーションがあっても、クラスに1組や2組は同じ苗字の人がいることもこれまた事実。今回は、学校のクラスや会社組織などの団体、そして仲間内で同じ苗字、もしくは同じ下の名前の人がいたことがあるという20代から30代男女のみなさんに取材し、

「言われたことのある印象的な『〇〇なほうの〇〇』」

を集めてみました。「背高いほうの佐藤」「頭良いほうの西田」などです。さっそく、多数寄せられた体験談のなかでも特に印象的なものを3例紹介していきましょう。

■おれは「存在しないほうの」なのか…(29歳男性、鈴木さん)

「高校1年の1学期、教室の前の廊下で、誰かクラスメートが『かっこいいほうの鈴木』と口にしてるのを聞きました。クラスには自分を含めて3人の鈴木がいて、どの鈴木を言っているかは明らかでした。

ただ、かっこいい鈴木と自分以外のもうひとりの鈴木は、背が180センチ以上あったんです。そもそも3人いるのに“ほうの”って二者択一みたいになってるのはおかしいから、要はもうひとりは“デカいほうの鈴木”だったんです。となると、自分はおそらく…何もない鈴木。存在しない鈴木。帰り道でそのことに気付いて、悲しくなりましたね」

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■ブサイクじゃ区別できず、「めっちゃ」が付く(27歳男性、中村さん)

「これは大学2年の時にサッカーサークルの先輩から聞いたことなんですけど、自分が1年生の時、そのサークルの新1年生には僕を含めて“中村”っていう苗字の男子が2人いたんです。

で、先輩たちで1年生について話す時、ある先輩が僕のことを『ブサイクなほうの中村』って言ったらしいんですね。でも、中村は2人ともブサイクだったからそれでは上手く区別できず、『めっちゃブサイクなほうの中村』って言い直したそうです。そしたら、全員が僕のことだって分かったって…。

2年生の時に、“今だから言える笑い話”みたいな感じで言われたけど、もうひとりの中村には僅差で顔面レベル勝ってると思ってたから大ショックでした」

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■チャラ男の携帯の電話帳を見て驚き(30歳、マイさん)

「10代の頃結構派手に遊んでたんですけど、たまに会う男にチャラくて有名なヤツがいました。で、その男含めて5人くらいでケンタッキーでおしゃべりしてたら、そいつの携帯が鳴って、待ち受け画面に『マイ 巨乳』って表示されたんです…。わたしのことではありません。その時電話してないし、巨乳じゃないし…。

そしたら、やっぱり気になりますよね、自分がどう分類されてるのかって。で、“巨乳”について散々ツッコんだ後に見せてもらったら…。『マイ たくやの友達』ってなってました。つまり、わたしはそいつにとって、“たくや”ありきの存在だったんです。その時は笑ったけど、今考えたら結構舐められてますよねぇ」

以上3例紹介しましたが、なんというか、「ほうの」から察する分類の対象人数や、自己評価の不確実性、若き日の異性関係の曖昧さなど、それぞれ深い考察ポイントがありませんか? ドラマチックにすら感じます。みなさんも、自分が「〇〇なほうの〇〇」と言った思い出、そして言われた思い出、振り返ってみてはいかがでしょうか?

(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部

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