全日本人に向け…コミケって何が凄いの? 【松澤千晶のアニメめくるめく世界】
とびきりアツい夏を感じたい方に
■今年のコミケ
今年は3日間で来場数約55万人と(凄い数字ではあるものの)、例年の60万人に比べるとやや少なめで動きやすく感じました。それでも一緒に向かった取材クルーの方々は息を切らしていて辛そうだったので、初心者にはハードルが高いイベントだったのかもしれません。
しかしながら、創作意欲に満ち溢れた作り手の集結した聖地は、やはりとてつもないエネルギーが渦巻いていました。夏のコミケなんて、暑いし、臭いし、疲れるし…どうして毎年あんなところへ向かうのだろうと思いますが、それをも凌ぐような愛情に満ち溢れているベストプレイスだからこそ、毎年、勇敢な戦士たちが集うのでしょう。
関連記事:【松澤千晶のアニメめくるめく世界】どうも、アイカツおじさんはじめました。
■コミケに求めるもの?
今回、現地で様々な人とお話をして感じた事は、これまで個人で楽しんでいたものを共有したいというような、(失礼ながら)ヲタクらしからぬ触れ合いの気持ちが強いという事でした。
ラブライブ!のコスプレをした可愛らしいお嬢さん2人組にお話を聞いたところ、他のコスプレイヤーさんと触れ合えたり、素敵なコスプレイヤーさんがたくさんいて尊敬するなど、他者との関わりの中で喜びを感じる事が多かったようです。
また、こうしたコスプレを見る為に足を運ぶ方も多いようで、画面の中の世界が目の前に現れて共通の趣味を持った人たちで楽しめる、こんな面白い夏の祭典に行かなくてどうするの! と目を輝かせてお話をしてくれた学生の男の子もいらっしゃいました。
好きなものに熱中すると独りよがりになりがちですから、これは実に素敵な事ですよね。