りんご1位は青森、米は新潟、では2位は?興味深すぎる生産量2位の世界を紹介
優勝、チャンピオン、世界でナンバーワン、○○ランキングで1位…。1番と言われるとインパクトがあり、その存在は人々の印象に残ると思います。しかし、2位の存在は1位と比べるとガクッとインパクトが落ちてしまうような気がします。世界最速の男といえば、ロンドンオリンピックで優勝した「ウサイン・ボルト」と答えられる人はいても、2位を答えられる人の数はかなり少なくなるのではないでしょうか。
そこで今回は、世界最速といえば「ウサイン・ボルト」、りんごといえば「青森県」といったように、「○○といえば○○」というイメージの次にあるもの、つまり2位のものに注目してみようと思い、調査してみました。今回は「食べ物と都道府県」というテーマに絞って紹介します。
■りんごといえば「青森県」 2位は「長野県」
国内りんごシェア率50%以上という青森県。長野県もそれに負けまいと言わんばかりに、「りんご音楽祭2014」を開催するというりんごっぷりを発揮していました。さらに、りんごをモチーフにした「アルクマ」というキャラクターでPRをしています。
「アルクマ」の身長はりんごの木の半分くらい、体重はりんご70個くらいとのことです。キティちゃんの体重がりんご3個分なので、「アルクマ」はおよそキティちゃん23個分くらい。そう考えるとなんだかすごく頼れそうなゆるキャラのような気がしてきます。これからの活躍に期待です。
関連記事:不思議と近づく距離…告白に必要な要素TOP5を揃えた最強デートスポットが爆誕!
■お米といえば「新潟県」 2位は「北海道」
お米の生産量では現在2位の北海道。しかし、平成25年のお米の生産量調査によると、新潟は66万4300トン、北海道は62万9400トンと、新潟の背中をとらえつつあります。北海道の「ゆめぴりか」や「ななつぼし」など、米ブランドの知名度も上がってきています。
新潟の米ブランドである「魚沼産コシヒカリ」は男前で守ってくれそうなネーミングですが、「ゆめぴりか」や「ななつぼし」には、近頃話題のキラキラネーム的な雰囲気を筆者は少し感じました。もしかしたら、お米のネーミングも時代の流れにのっているのかもしれません。
関連記事:【本末転倒?】交通違反者を路地裏で待ち構える警察に憤る65.5%の人たちの声
■じゃがいもといえば「北海道」 2位は「長崎県」
じゃがいもの生産量ではまだ倍以上の差がついている「北海道」と「長崎県」。長崎のじゃがいもは、北海道のじゃがいもに比べると糖度が少し落ちてしまうそうです。その糖度を克服するために作ったのが「じゃがメル」というお菓子。甘さが足りないのなら甘いキャラメルと混ぜればいいのではという、短所を補う思い切った発想から誕生しました。余談ですが、長崎では靴下に穴が開いていることを方言で「じゃがいも」と言うそうです。
関連記事:「飲みに行きたくない平日ランキング」を発表!1位は納得、意外すぎる2位とは?
■うどんといえば「香川県」 2位は「埼玉県」
うどん用の小麦使用量でぶっちぎりの「香川県」に次ぐのが、「埼玉県」。香川県とはちょっと路線を変えて、幅が広くて平べったいうどんである「川幅うどん」、その名の通りすごく太い「太うどん」などというB級グルメを推し出しています。埼玉県はこれからもうどんの新しいスタイルに挑戦していってくれるのではないかと思います。
関連記事:女子にモテる部活動ランクで「野球部」が1位に!しかし、若い層ではやはり…
■お茶といえば「静岡県」 2位は「鹿児島県」
平成25年の静岡県経済産業部の調査によると、お茶栽培面積では倍以上の差があるのですが、国内のお茶収穫率37%の静岡県に対して、鹿児島は32%とかなり差をつめています。「お茶目なお茶のお侍『お茶むらい』」というお茶づくしなキャラでPRし、虎視眈々と1位を狙っているのかもしれません。「お茶目なお茶のお侍『お茶むらい』」というフレーズは少し言いにくく、早口言葉のようなので、なんだかつい口ずさんでしまいます。
このように、調べてみるとわずかな差で2位という県もみられました。2位に注目してみると1位にも負けないくらいのまた違った魅力や取り組みに気づくことができるのではないでしょうか。
(文/しらべぇ編集部・八木彩香)