花火をスマホやデジカメで撮る人はどれくらいなのか? 撮らない派の理由は頑な
皆さん、夏はいい思い出をたくさんつくれましたか? 「夏、最高!」という人も「リア充、爆発しろ」という人も、夏の終わりに改めて写真を見返して思い出に浸ってみるのもいいかもしれません。
さて、夏の思い出の代表のひとつといえば、花火大会! 花火って、それを写真に撮る派と撮らない派に分かれますよね。そこで今回、しらべぇ編集部では、20代から60代の男女1500人を対象にアンケート調査を行い、「花火をスマホやデジカメで撮る主義と撮らない主義の割合」がどれくらいなのかを調べてみました。
【花火をスマホやデジカメで撮る主義と撮らない主義の割合】
・撮る主義:57.2%
・撮らない主義:42.8%
このように、「撮る主義」と答えた人が多少上回る結果となりました。さらに、アンケートに答えてくれた人にその理由をそれぞれ聞いてみたので、一部を紹介したいと思います。
【撮る主義】
「一瞬で消えてしまうので、撮って残したいから」(40代男性)
「最近はカメラの性能がよくなってるから撮るようになった」(30代女性)
「あとでTwitterやFacebookにアップするため」(20代女性)
「カメラに花火の写真が入っているとリア充っぽいので」(20代男性)
消えてしまうものだからこそカメラに残したいという意見が全世代を通して多く寄せられたなか、若い世代ではSNSでみんなに共有したいから撮る、という意見もありました。確かにTwitterでの「花火なう」系ツイートは、夏をエンジョイしているという雰囲気を手軽に出すことができそうですね。
【撮らない主義】
「撮るのに必死になってその場を楽しめない」(30代女性)
「カメラの容量がいっぱいになったときにすぐ消すであろうと予想できるから」(50代男性)
「そのまま見るのがいいです。カメラを通してみても良さが減るでしょう」(60代女性)
「花火の画像が欲しいなら、検索した方がキレイなのが見つかる」(20代男性)
その場を最大限に楽しみたいという理由から撮らないという意見が多く寄せられました。花火は見て楽しむという要素に加えて、音やその場の雰囲気にも良さが存分に含まれていることから、写真では本物の花火の良さを残せないと判断する人も少なくないようです。
カメラの性能やSNSでの共有願望などの関係からみると、数年前にこのアンケートを実施していたら、撮らない主義がもっと多い結果になったのではないかと筆者は推測します。数年後、もし花火の音や雰囲気なども含めてもっとリアルに残せるようになったら、また結果は変わってくるのかもしれません。そのときはまた編集部で調査を行いたいと思います。
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2014年8月15日(金)~8月19日(火)
対象:全国20代~60代 男女ユーザー計1500名
(文/しらべぇ編集部・八木彩香)