「左利きあるある」を大調査!自動改札で困る、同情する方法で親から矯正…

2014/09/09 18:00

hidarikiki

みなさんの周りに、左利きの人はどれくらいいますか? 日本は、実は世界でも有数の左利き大国。そんな大国・日本で生活する左利きの人たちに、“左利きならではのあるある”話や苦労話を募集したところ、多くの回答が得られました。

今回は、その中からいくつかピックアップしてご紹介したいと思います。まずは、左利きであることで苦労したというエピソードから

「カウンター席の飲食店など、隣の席との間隔が狭いところでは隣の人とよくぶつかって食べるのに苦労します」(50代男性)
「瓶のフタなど左ではうまく力が入りづらいものが多々あって、時々ふと開けづらいと苛立ってしまう」(20代女性)
「ドアのカギ、冷蔵庫のドア、ハサミなど、世の中の物はほとんど右利き用に出来ているので、すごく手間取ることが多い」(20代女性)
「駅の改札がすごく通りにくい。自動改札機は全て右利き用」(20代男性)

道具類などは左利き用の製品もありますが、一般的なものはほとんど右利き用に設計されているので使いづらいという声が非常に多かったです。駅の自動改札機は筆者も初めて気づきました。

「消しゴムは右手で使えるので、左で文字を書きながら右で文字を消せます」(30代男性)
「字は右で書くので、左でご飯を食べながら右でメモを取れる。友人に見られてびっくりされた」(60代女性)
「箸は左だけど、パソコンのマウスは右で出来るので、ご飯を食べながらパソコンで絵を描けます」(30代男性)
「左も右も使えるので、スプーンとフォークを両手に持って同時にうまく使える」(60代男性)

“クロスドミナンス”という、動作によって利き手を使い分けられる人たち。欧米では宗教的な理由などで(左しか使わない)左利きは少なく、クロスドミナンスの人が多いそうです。それにしても、ご飯を食べながらメモを軽々と取れるなんて羨ましいですね。

「子供の頃に親に殴られながらも矯正されたので、基本的動作は右利きですが、たまにフォークとかスプーンを左で使うと友人達から驚かれます」(40代男性)
「左利きで怒られていたので右利きを体得したけど、こっそり左も使っていたので、左右両手で字が書ける。鏡文字を同時にかけます」(50代男性)
「裁縫の授業で左利きというだけでやりづらいと決めつけられて腹が立ちました。実際は両利きに近いので色んな動作が他の人より早くできます」(50代女性)
「昔親に矯正されたのでほとんど右ですが、電話機だけはクセで左手で取ります。実はコードがねじれなくて便利です」(30代男性)

今回最も多く寄せられた声が、「小さい頃に矯正させれた」というもの。最近では、無理に矯正させると左右の感覚が分からなくなる、心的ストレスからホルモンバランスが崩れる、突然鏡文字を書くようになる、といった悪影響が起こりえることが分かってきたので、徐々に無理に矯正させない風潮になってきているようです。

道具類や生活環境で苦労することもしばしありますが、スポーツ選手でも左利きにスター選手がたくさんいるように、実はすばらしきレフティの世界。左利きの人への理解がより進み、もっと左利きの人が住みやすい世界になるといいですね。

【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2014年8月15日(金)~8月19日(火)
対象:全国20代~60代 男女ユーザー計1500名より抽出

(文/しらべぇ編集部・常時系

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