No.1絶景、ウユニ塩湖!節約旅行者は覚悟したい、過酷すぎる行くまでのバス
「世界の絶景ベスト10」、「死ぬまでに行っておきたい世界遺産ランキング」などに必ずと言っていいほどランクインしてくる「ウユニ塩湖」(ボリビア)。名前を聞いてピンとこない人もいるかもしれませんが、写真などを見ると「TVや雑誌で見たことある!」と思いだす人も増えるのではないでしょうか。
一度見たら忘れられない強烈なインパクトを残すであろうウユニ塩湖に、「いつか絶対行く!」と意気込んでいる方は少なくないでしょう。しかし、ここに辿り着くためには、過酷な道のりを越えていかなくてはならないのです。
ウユニ塩湖に行く方法は主に2つ。ラパスという都市から、飛行機もしくはバスで移動します。飛行機の方が当然早いのですが、値段が高いなどの金銭的な理由から、特に若い方はバスを選択する人が多いようです。
ラパスからウユニ塩湖まで走るバスは、こちら。
今回は、このバスを使ったウユニ塩湖までの過酷な道のりを、筆者の体験談を交えて紹介したいと思います。
●夜行バス12時間、時々ビックサンダーマウンテン
ラパスという大きな街からウユニ塩湖まで、夜行バスで通常12時間。時々エンジントラブルや泥にはまってしまうことがあり、止まってしまうともっと時間がかかります。
寝ていればすぐ着くだろうと油断している人が多いのですが、ラパスを出発してから約1時間後、乗客は異変に気づきます。街を抜けた瞬間、道は一気に荒れ、おとなしかったバスが暴れ馬のように揺れだすのです。ときにはあのディズニーランドの人気アトラクション「ビックサンダーマウンテン」を彷彿させるかのような迫力に…。デリケートな人はとても寝てなんていられません…。
●トイレの中でピンボール体験
ウユニ塩湖まで12時間の走行予定ということで、バスの後ろにはトイレがついています。夜中、急にトイレに行きたくなっても安心です。しかし、トイレに行くまでも一苦労。揺れるバスの中、捕まり歩きをしてやっとトイレへ…。トイレに入って座ったと思いきや、容赦なく揺れる揺れる! 電話ボックスのような簡易トイレの中で、身体は壁にバウンドさせられ、ピンボールの玉のような気持ちを味わいました…。
こんな過酷なバスですが、素敵な思い出もあり、筆者はバスの中から夜中に寝ぼけながら見た星空のきれいさを今でも覚えています。もちろん、ウユニ塩湖も言葉では伝えきれないほど感動しました。こんな過酷なバスに乗ってでも絶対にもう一度行きたいと思っています。
しかし、みなさんもいざ行くときには、このバスの過酷さをしっかり覚悟しておくことをおすすめします。
(文/しらべぇ編集部・八木彩香)