スマホの暗証番号を家族・恋人に教えてる人の割合は?嫉妬深い妻への最適対処法も
いま、多くの人々が生活のなかで最も頻繁に接している4桁の数字は、銀行のキャッシュカードの暗証番号でもクルマのナンバーでもなく、スマートフォンのロックを解除する暗証番号でしょう。
自分の誕生日、大切な人の誕生日、電話番号の下4桁など、ユーザーはそれぞれ様々な暗証番号を設定しています。このほかにも、押しやすい配置の数字に設定している人がいたり、サーファーでは「1173」(いい波)にしている人が多かったりという話も聞きます。スマホユーザーはみな、この4桁の数字を1日に数十数百回押すわけですね。
では、この暗証番号はどれくらい秘密扱いされているものなのでしょうか? これについて調査を実施しました。
「親が子供のスマホ使用の内容を心配して」「恋人が恋人の浮気を疑って」など、家族や恋人といった近しい存在の人であれば、「スマホの暗証番号教えて」といった会話はありそうなもの。そこで、以下の質問をしています。
「あなたはスマートフォンのロックを解除する暗証番号・パターン等を、家族や恋人に教えていますか?」
(調査方法:インターネットリサーチ「Qzoo」、調査日:2014年9月26日(金)、回答者数:全国の成人男女スマホユーザー346名)
【結果】
・教えている:11.6%
・教えていない:88.4%
このように、スマホユーザーの1割以上は近しい人に暗証番号を教えているということがわかりました。一体、なぜプライバシーの入り口である暗証番号を教えているのでしょうか? その理由の声は、以下の通りです。
「自分が手が離せない状態でも、家族に操作してもらうため」
「彼のiPhoneが使えなかったときに、私のiPhoneでカメラ機能を使わせたことがあります。だから、彼は暗証番号知ってますね」
「見られても困る情報がないので、妻に聞かれたとき教えました」
また、奥さんにスマホの暗証番号が“知られてしまっている”という29歳の男性・Tさんは、そのいきさつについてこう語ります。
「うちの嫁はとにかく嫉妬深く、前のスマホで暗証番号のロック設定をしてたら、『ロックなんてしないで』と言われました。でも、やっぱりスマホってロックしてなきゃ気持ち悪いんですよね。いつ失くすかわからないし。だから、新しい機種に変えた時、奥さんの誕生日を暗証番号に設定したんです。
で、やっぱり『ロックしないで』って言われたんですけど、ある日自分の誕生日が暗証番号だって気づいたみたいで、それ以降何も言わなくなりました(笑)。なんか、わかりやすいっていうか、かわいいですよね」
これは、ロックを嫌がる彼女や奥さんへの対処法として最適なものかもしれませんね。Tさんの奥さんが暗証番号を知った時の笑顔を想像すると、なんだかほっこりします。
ただし、いまやスマホは、あらゆる個人情報が入ったカラダの一部のようなものといっても過言ではありません。どれだけ近しい人でも、暗証番号を教える時は一瞬だけ客観的に考えてみるほうが良いといえそうです。
(文/しらべぇ編集部×au未来研究所)