街に出ろ!その特技、やってみな!就活面接で課された難題の思い出を集めてみた
10月1日には、多くの企業で内定式が行われました。苦しい就活を経て内定をもらい、ホッとしている人が多数でしょう。
さて、改めて就職活動を振り返ってみると、ちょっとおかしな面接や課題に巡り合った人もいるのではないでしょうか? そこで今回、しらべぇ編集部では、就職活動中のちょっとおかしな面接でのエピソードについて複数の経験者に聞いてみました。その中から一部を紹介します。
●今から街に出て、1時間以内にあなたが見つけた「ちょっといいこと」を写メしてきてください(マスコミ)
「4次選考の面接での課題でした。外は雪が降っていてとても寒かったのですが、そんなこと言っている場合ではありませんでした。街を歩き回ってネタ探しをして、プレゼンまで1時間しかないので焦りましたね。こっちは必死なのに、面接官はとても楽しそうでいいなぁと思ってしまいました」(女性23才)
●特技の項目に書いていることをやってみてください(飲食系メーカー)
「特技をこの場でやってほしいという無茶振りでした。僕はバスケットと書いていたので、ボールもないのにエアバスケットをやりました。すごく恥ずかしかったです。
グループ面接だったので、他の人の特技もみたのですが、ある人が『口笛』と書いていたらしく、面接室に上手くも下手でもない口笛が響きわたりました。しかも、なぜか選曲はとなりのトトロの『さんぽ』。面接官は苦笑いしていました」(男性27才)
●この新聞の気になる記事を朗読してください(出版)
「面接室に入ると新聞が置いてありました。面接官に記事を読んでと言われたので、最初は黙読しました。すると、朗読して下さいという指示を受けギョッとしました。いざ読んでみると、正確に読めているか自信のない漢字がゴロゴロ出てきて焦りました。安倍晋三さんの下の名前の読み方もあいまいで…。就活中の面接で一番緊張しました」(男性23才)
●このキャラクターをどうPRしたら売れるか、教えてください(製造メーカー)
「なんの特徴もない、ゆるキャラ風の企業マスコットのようなものを人気にするにはどうすればいいか、という課題でした。アイディア力をみている面接だとは思いましたが、いいものがあれば参考にしようとしている感がひしひしと伝わってきてプレッシャーでした」(女性25才)
●あなたにとって新幹線とは? 思いついた人から挙手してください(飲食系メーカー)
「まず質問の意味もよくわからなかったのですが、発言の形式と雰囲気がさらにおかしかったと思います。グループ面接で僕を入れて5人の就活生がいました。思いついた人から手を挙げて発言していくうちに、大喜利対決のような形式になってきて、まるでバラエティ番組のようでした。面接官も『面白い!』とノリノリで、お笑い芸人になった気分でした」(男性22才)
急な課題に対して気の利いた答えを出さなくてはならない面接は、質問によっては大喜利のようになる場合もあるようです。たとえ違和感を抱いたとしても、懸命に取り組めば、面接で培われた応用力が社会人になって役立つことがあるかもしれませんね。
(文/しらべぇ編集部・八木彩香)