「寝てない自慢」全世代1位逃す!ウザい忙しい自慢ランキング50代以上トップは?
仕事や学校のスケジュールが詰まっており、なかなか休息が取れずに身体の調子も悪い。そんなとき、ついつい周囲に口にしてしまいがちな「忙しい自慢」。「オレ、昨日は仕事で実質2時間しか寝てなくてさ~」などの、寝てない自慢は今やその定番ネタですよね。他にも「最近忙しくて家と職場の往復しかしていない自慢」や「忙しくて身体ボロボロ。肌荒れまくり自慢」など、他人をイラっとさせる自慢・アピールはいくつか存在します。
そこで今回は、それらのなかから最もウザいと感じる忙しい自慢のセリフを調査しました。
【調査】
あなたが最もウザいと感じる「忙しい自慢」のセリフランキング
1位:寝てない 27.2%
2位:身体がボロボロでさぁ 25.4%
3位:休み取ってない 21.9%
4位:デートしてない 7.2%
5位:全然飲んでない 6.8%
6位:TV・ネット見てない 5.7%
6位:家と職場以外どこにも行ってない 5.7%
【調査概要】
調査期間:2014年9月19日(金)~9月22日(月)
対象:全国20代~60代の男女計456名
堂々1位に輝いたのは「寝てない自慢」です。もはや説明不要ですよね。寝てないと言われても相手は何も返しようがない、睡眠時間という客観的な数字でしっかり忙しいことをアピールできる、など自慢する上で最高の条件が整っているセリフと言えるでしょう。
ところが、世代別に見てみると「寝てない自慢」は全世代で1位を獲得することはできなかったのです。
世代別1位の結果をご覧下さい。
20代:寝てない 34.4%
30代:寝てない 34.1%
40代:寝てない 32.3%
50代:身体がボロボロでさぁ 26.6%
60代:身体がボロボロでさぁ 37.4%
■50代以上トップは「身体がボロボロ自慢」!
50代以上では「身体がボロボロ自慢」が1位という結果になりました。なんとなく、その理由がわからないわけではありませんよね。若年層に比べ、年配の方はぐっすり睡眠時間を確保してそうですし。一方、身体は若者よりどうしても動きづらいということでしょうか。
そこで、50代以上で1位に輝いた「身体がボロボロ自慢」をウザいと感じる人たちの具体的な自慢エピソードを伺ってみました。
「肉体労働なのでよく腰を痛める。が、腰痛の話題はほぼ間違いなく聞き手が『オレのほうが痛い箇所多いアピール』で返される。こちらは忙しくて身体を酷使してしまった話をしていただけなのに、ヘンな競争に動員されるのは不快です」(50代・男性)
「冷えと痛みが止まらないのだが、病院に行けてない話をすると『私はつい1週間前に病院で検査を受けた』と自慢げに語られた。病院に行っている人のほうが偉いのか?死に近い人の方が偉いのか?」(60代・女性)
「多忙のせいか、最近になって髪の毛がやたら抜けてきた話をしたら『オレは20代からずっとハゲている、髪のケアを怠るほど当時から仕事に熱中していたからだ』とアピールされた。持つ者よりも持たざる者の方がエラいと考えているのだろう。それは間違いなく歪んだ思考である」(60代・男性)
年配の方も、種類は違えど「忙しい自慢」のセリフにうっとうしさを感じているんですね。
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■「忙しい自慢」は年を重ねてもなくならないのか?
世代間で異なる結果を得ることになった「忙しい自慢」ランキング。年を重ねても、人は自分が不幸な状況に置かれていることを自慢し続けたいものなのでしょうか。
もしそうだとすれば、現在若い世代で「寝てない自慢」をしている方も、睡眠時間を確保できるようになったときには、それに代わって「身体がボロボロ自慢」を頻繁に口にするようになるのでしょうか。数十年後、追跡調査をすればおもしろい結果が得られるかもしれません。
(文/しらべぇ編集部)