【異文化ギャップ】休日出勤は給料3倍! 「日本と中国」働き方はこんなに違う

2015/02/11 13:00


sirabee_中国

外国の人と話していると、文化の違いを感じさせられることが多いでしょう。これは、距離が近くても同じです。

たとえば、お隣の中国と日本。お箸を使うなど共通点も多くありますが、文化や習慣など、違うところもたくさん。今回は、「お給料と祝日」といった、働き方に注目して、その違いをご紹介しましょう。



中国では祝日に働くと「給料3倍」!

日本に来た中国人の知人が、祝日に働いたあと、給与明細をみてガックリしたそうです。中国の法律で、「法定休日に出勤した場合は基準給与(日給)の3倍の残業手当を、公休日に出勤した場合は2倍の残業手当を支払うこと」と定められています。

2009年、中国では祝日となる国慶節と中秋節が連続して8連休となりました。日本のシルバーウィークと同じ状況ですね。この時すべての連休に働くと、ひと月分の給料がその期間だけで稼げるという試算もあります!

わずか1週間で1ヶ月ぶんのお金が稼げてしまうなんて、羨ましい人も多いのではないでしょうか。ちなみに、法定休日とは祝日のこと、公休日はいわゆる土日です。

中国では政府が毎年ごとに祝日を設定します。そのため、たとえば2015年の祝日を知るには、2014年の12月にならないとわからないそう。カレンダーは、政府の決定を受けてから生産を始めます。


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中国には「条件が合う人だけが休める祝日」も!

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中国の祝日は、日本ほど数が多くありません。また、祝日になると基本的に休める(休めない人もいますが)日本とは違い、全員休める祝日と、関係者だけ休める祝日に分かれています。一例を紹介しましょう。

<全員が休める祝日>

元旦/春節(大晦日+旧正月)/清明節(日本でいうお盆)、労働説(メーデー)、端午節、中秋節、国慶節(建国記念日)

<関係者だけ休める祝日>

婦女節 女性だけ
青年節 14~28歳の青婦年だけ
児童節 14歳未満の子供だけ
中国人民解放軍建軍記日 軍人だけ
など

関係者だけ休める祝日は、半日休みになる日も。祝日と言ったら一日休めるのが当たり前な日本人からすると、ちょっと不思議ですね。


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中国では「7連休が2回」ある!

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春節は、日本でいうお正月、国慶節は日本でいうゴールデンウィークに近い感覚だそうです。実際の祝日と振替え休日、さらに土日を組み合わせて7日間の連休を作っています。振替え休日のあと土日は出勤日になります。

この時期は中国人の多くも旅行に出かけているため、日本人旅行客は気を付けたほうがよさそうです。

お隣の中国の給料&祝日事情、国によって違いがあるとはいえ、いざ目にすると面白いですね。中国に旅行に行く際はぜひ参考にしてください。

(文/しらべぇ編集部・スギタユノ)

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