金、赤、緑、青…缶ビールに使われる色は、その性質によって共通している?
今夜は風呂上りにビールでも飲もうかな…。そうしてコンビニのビール陳列棚に行くと、そこには意外にカラフルな世界があります。
近年、大手のビールメーカーは、様々な種類のビールや発泡酒、そして「第三のビール」を売り出しています。そして、数多ビール類があるなか、日本のビール類の缶の色には、ちょっとした共通点があるようです。
■スタンダードは?
通常のビール類は、銀や白の缶が多いですね。缶ビールと聞いて多くの人が思い浮かべる缶の色は、これらの色ではないでしょうか? 長年使われている色なので、特に印象が強いかもしれません。
■高級感を出すならば…
「プレミアム」や「特別さ」を押し出したビール類は、金色を使うものが多いようです。金を使うことで高級なイメージを出す狙いがあると思われます。
■香り・コクを推すならば…
香りやコクを重視しているビール類に多く使われる色は、赤。
ライトな赤ではなく“深みのある赤”を使っているものが多く、高級感を残しつつ香り・コクのかぐわしさを表現しているようです。
■健康的なのは?
ここ数年で大手各社が出しはじめたのが、緑を基調とした糖質をカットしているビール類です。“糖質ゼロ”のものや“70%オフ”のように様々ありますが、糖質をカットすることによる健康さを、緑という爽やかな色で表現しているようです。
■もっと健康的なのは?
さらに健康さを押し出しているビール類では、青を使っているようです。緑の缶のものでは主に糖質がカットされていましたが、青の缶では糖質とあわせてプリン体もカットしているものが多く、健康さに加えてすっきりとした印象を出す狙いもあるのではないでしょうか?
もちろん、全てのビール類がこの法則に当てはまるというわけではありませんが、その多くが似たような“色の法則性”を持つということは、それぞれの色が我々に与えるイメージが共通していることの証左といえるかもしれませんね。
(文/しらべぇ編集部・永久眞規)