【マッサン・カープ】広島弁が今アツい! 『仁義なき戦い』のシーンに学ぶ名台詞
画像はAmazonより。
NHK朝ドラでお馴染みの、ニッカウヰスキー創設者『マッサン』、黒田選手凱旋で盛り上がりを見せている広島カープなど、今、広島弁をあやつる“男気男子”がアツい!
しかしずっと前にも、広島弁が全国の方に注目を集めるきっかけがあった。それは昨年他界された名優・菅原文太さんが主役を務めた『仁義なき戦い』シリーズ。
今回は、広島出身の筆者が、同シリーズから学ぶ広島弁・炎の名台詞をご紹介。
【はじめに】なぜ『仁義なき戦い』が広島で起きたのか?
同シリーズの舞台である、広島県広島市・呉(くれ)市が背負う歴史は深い。
明治時代、海軍兵学校が呉に作られたのをきっかけに、広島市・呉市は海軍と陸軍の重要な拠点に。また、戦艦大和をはじめとする造船業によって益々栄えた呉市は、急速な海軍の拡張と市街化を反映し、戦前、人口が十倍以上に急増。しかし原爆により広島市は街が崩壊、敗戦により呉市には失業者が溢れた。
『仁義なき戦い』シリーズはそんな混沌とした終戦後間もない広島・呉を舞台とした、ヤクザによる抗争ストーリーである。
関連記事:マンガが好きで「失恋する可能性」は約4割! いますぐ電子書籍に切り替えるべき理由とは?
■「あとがないんじゃ、あとが、、、!!!」広能昌三(菅原文太)
広能は鉄砲隊の役目を果たし、最後の自由の身であった服役前夜、貪るように激しく女を抱いた。女に「どうしたの?今日は、そんなに…」と聞かれ、ベッドの上で吠えたのがこの名台詞。
●使用シチュエーション例:
・仕事で、自分の考えた提案に賛同者が集まらなかったり、プロジェクト進捗が芳しくない場合。
・出逢ったばかりのクドきたい女を終電で帰らせたくない時の駄々こねとして。
関連記事:ディープキスが苦手な男性は26.1%!では、女性は? 顕著すぎる差に驚き!
■「うちはもう猛のもんじゃけん」富枝(池玲子)
仁義を優先させ一線を引くため、気持ちはありつつも相手になびくまいと自分に言い聞かせるように吐いたセリフ。
●使用シチュエーション例:
甘い誘惑にかられそうになった時、「うちはもう●●のもんじゃけん」と本命の名前をあえてつぶやいてみよう。名前を口走ることによって罪悪感が芽生え、誘惑に打ち勝てそうだ。
あるいは、推しアイドルを聞かれた際にこう答え、熱烈ファンぶりをアピールしよう。
関連記事:広島カープキャンプ地の有名店「ボトルキープの名前」がすごい! 【ザ・ギース尾関しらべぇ】
■「わしも恰好つけにゃあならんですけん…」山中正治(北大路欣也)
負け戦と分かっていながら、惚れた女のため覚悟を決めた山中が、「そこまでやらんでも…」と止めに入ろうとした仲間に向かってつぶやいたセリフ。
●使用シチュエーション例:
「俺がやります」「いや俺が…」というダチョウ倶楽部のギャグのような譲り合いが生じた際、“カッコつけさせてくれ”ということにより相手の気遣いを封じ込む、大人な対応。皆が反対することや面倒臭がることをあえて自分がやらなければならない時にどうぞ。
関連記事:硬派老舗ヘビィメタルバンドのベーシスト脱退劇に見る「退職ポエム」の新パターン
■「のお、男になれや」川田英光(三上真一郎)
●使用シチュエーション例:
仕事や恋愛で今いち踏ん切りがつかず、迷っている友人への激励として使おう。
女性は、可愛い年下男子や教育中の彼氏のお尻を叩いてハッパをかける際に使おう。
『仁義なき戦い』で広島流・決め台詞をマスターし、今年はあなたも“男気男子(おとこぎ男子)”を気取ってみてはいかがだろうか。
(文/しらべぇ編集部・魔愚陀裸之マリア)