特撮曲オンリーのクラブイベントにDJとして出演してみた【出口博之のロック特撮】
こんにちは、白ポロ+眼鏡でおなじみのMONOBRIGHT、ベースの出口です。以前の記事にて「特撮DJイベントの模様をお届けします」と書きました。
なので、今回は中野にある、アニソンDJカフェ「アニソンDJ-club雷神」にて開催された特撮DJイベント「特撮音楽倉庫 No.9〜小さなホシの話をしよう、しよう〜」に出演した模様をお届けします。
画像をもっと見る
■サブカルの聖地にあるアニソンの館
世界の特撮、アニメ好きが集まる場所として秋葉原がありますが、中野もまた、世界の特撮・アニメ好きが集まる場所。その理由は、サブカルチャーの聖地こと「中野ブロードウェイ」があるから。
新旧問わず、特撮やアニメなど、あらゆるジャンルのグッズが揃うので、私もよく資料を探しに通っているのですが、この中野ブロードウェイの隣にあるのが、「アニソンDJ-club雷神」。
店内に入るとまず目に飛び込んでくるのは、埋め尽くされるほどに並んでいるフィギュアや漫画。いきなり足が止まります。
カウンター席の奥に進むと、やや広いスペースとDJブースがあります。イベント以外ではバー営業もしているので、中野ブロードウェイで買い物をした後に、戦利品をここで広げながら一杯飲むことも可能です。
関連記事:ヒーローの活躍の裏にこの人あり!特撮界の名俳優列伝【出口博之のロック特撮】
■アニソンより圧倒的に少ない! 特撮楽曲DJイベント
この雷神で隔月に開催されている名物イベントが「特撮音楽倉庫」。
特撮の始祖であるゴジラ(1954年)から、最新作の手裏剣戦隊ニンニンジャー(2015年)まで。およそ60年に渡る特撮の歴史から、主題歌、劇伴、CM楽曲にいたるまで、ほぼ全ての楽曲を扱う珍しいイベントです。
なぜ、特撮楽曲のみのDJイベントは珍しいのか? それはアニメとの「作品数の差」にあります。
アニメ作品は1クール(3ヶ月)で新しい作品が放送されますが、特撮作品の放送は1年間(ごく一部に例外あります)です。1クール毎に約40作品が入れ替わるアニメに対し、特撮は1年間で2〜4作品ほど。
オープニング曲、エンディング曲だけを考えても、1年間の単純計算でアニメ楽曲は320曲、特撮楽曲は10曲もありません。
ですので、特撮楽曲のみのイベントは、アニソンイベントに比べて珍しいのです。しかし、これは優劣ではありません。過去作品から現行作品までを独自の視点でつなげる手腕こそ、特撮DJの醍醐味なのです。
関連記事:ヒーローも怪獣も出ない「大人の特撮」とは?『怪奇大作戦』考察【出口博之のロック特撮】
■名曲そろい踏み!当日のDJの様子
まずは当日、私がかけた曲をご紹介します。
この日に出演された他のDJの選曲はウルトラマンシリーズが少なく、私はここぞとばかりにオーストラリアで制作された「ウルトラマングレート」のメインテーマからスタート。
続いて同作品のオープニング曲へ。テレビシリーズではない作品なのですが、早くも一緒に歌いだす方が続出しました。
ここに集まっている方の殆どは、もれなく特撮が大好きなので、どの角度から選曲しても必ずリアクションが返ってきます。
懐かしくマイナーな作品でも「こんなのあったんだ!」「この曲カッコいい!」という新しい発見を提供できるので、こちらも嬉しくなります。
フロアを見つつ選曲し、一緒に歌いながらの40分は、あっという間に過ぎてしまいます。出番が終わったら、有志の方が持ち寄ったおもちゃで遊ぶことにしましょう。
15時から19時まで、ノンストップで特撮曲がかかるイベント「特撮音楽倉庫」の模様をお届けしました。私は他のイベントでも特撮曲をメインにDJをしておりますので、お近くの際は是非ご来場頂けると幸いでございます。
その際は、大好きな特撮の話をしましょう!
(文/MONOBRIGHT・出口博之)
関連記事:第1話サブタイトルに学ぶ、特撮番組初回放送の心得!【出口博之のロック特撮】
■本日も22時〜生放送!
STOLABO TOKYOが生配信!
テーマ:特撮には欠かせない、おもちゃができるまで
Twitterハッシュタグ:#ロック特撮 / #MONOBRIGHT