検挙は難しい…暴走する「JKビジネス」の問題点とは?
男性客側も、寂しさから、お店に通っているケースもあるようです。
■条例制定の動きもある
愛知県では、こうしたJKビジネスを徹底的に規制する動きがあり、条例案が今年2月議会に提出。
この条例案、場合によっては芸能活動にも影響がありそうなものなので、芸能案件をよく取り扱う筆者の事務所としてはどうなるかとても気になります。
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■終わりに
JKビジネスは実態の見えない底なし沼。踏み込まないのが一番です。ではなぜ、女子高生たちはそんな底なし沼に入っていくのでしょうか。
一概には言えませんが、彼女たちが底なし沼に足を踏み入れてしまう理由の1つには、「寂しさ」もあると言われています。「男性客から求められてうれしい」「人との触れあいがうれしい」という心理があるのかもしれません。
男性客側も同じように、寂しさから、お店に通っているケースもあるようです。ただ、どのような理由があっても、若い子を食い物にするようなビジネスは決して許されるものではありません。
このようなビジネスの原因の一つになっている「寂しさ」がなくなるような、本物のコミュニケーションに満ちた、ぬくもりのある世の中になることを願っています。
(文/レイ法律事務所・佐藤大和)