【焼肉店舗を分析】店名にあの文字が付くと平均より1,004円も安い!?
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同僚や部下と、デートで、合コンで、「焼肉」を食べに行くときに、実際気になるのはそのお値段。
初めて入る焼肉店でも、店に入る前に、一目で高い店か安い店かを判断できる方法があれば、素晴らしく便利ですよね?
そこで、統計を使って店名に含まれる「文字」から、その店で掛かるおよその予算を判別する方法にチャレンジしてみました。
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■店名によく使われる「59文字」を解析
まず、東京都内で夜の平均予算額をインターネットに公表していた4,900店舗の焼肉店の中から、100店舗以上で「店名」に使われている59文字を抽出。
その文字が店名に使われているお店の夜の平均予算を分析して、都内4,900店舗の平均予算3,881円との関係について明らかにすることにしました。
その結果から、特定のチェーン店舗の影響を受けすぎているものを除き、特に特徴的だった12文字と価格の関係を図にまとめたのがこちらです。
結果、平均価格との差で1,000円を超えたのが「叙々苑」などに代表される「苑」の付くお店。
仮に「叙々苑」をデータから抜いたとしてもこの文字が使われるお店は、平均予算が他よりも500円以上は高くなることがわかりました。
「トラジ」などが含まれる「ラ」が続いて平均より667円増し、青山や代官山など「山」が付く店名は平均より576円増し。
さらにこちらの「園」が付く店名も、食道園、三幸園、大昌園などの店名が多く含まれ平均を529円上回りました。
また「〇〇本店」の様に本店を名乗る際に付くことが多い「本」が含まれる店名も、平均と比較すると407円高くなることがわかっています。
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■安く肉を食べたい人は、この文字を選ぶといいかも
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一方、特に、お値ごろに焼肉を食べられる傾向にあるのは、「酒」という文字。
これは、「酒屋」「居酒屋」「酒場」など特に大衆的なお店がよく採用する文字だからで、これが店名に付くと平均よりも1,004円も値ごろになる事がわかりました。
また、お値ごろに焼肉を食べられることが多い韓国料理店でよく使われている「国」や、「串かつ」や「もつ」など大衆的なメニューを店名の一部に掲げているお店でよく使用されている「つ」が付く店名も、平均予算より741円安くなります。
面白いところでは、「〇〇ちゃん」と店名に付けるような大衆的なお店の数々に引っ張られた結果、「ん」が付く店が平均より582円お値ごろな傾向にあることもわかっており、初めて入る焼肉屋を決める前に、店名を眺めてみるという行為は、都内においてある程度、財布との相談に役立ってくれそうです。
かっこのサイトでは、各文字の詳細についてまとめてありますので、興味のある方は、ぜひそちらもご覧ください。
(文/かっこ株式会社・成田武雄)
■調査概要
2015年6月に夜の平均予算額をインターネットに公表していた東京都内4,900店舗の焼肉店の中から、100店舗以上で「店名」に使われている59文字を抽出。
文字と平均予算額の関係を平均予算が高い順に評価して分析。
上位10文字、下位10文字の中から、特定チェーンに大きく影響を受けた文字と、統計的に優位が認められなかった文字を除外した12文字についてグラフ化。