【近年人気のダム観光】放水だけじゃない「黒部ダム」の楽しみ方

2015/06/28 06:00


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トリップアドバイザーのランキング「いってよかった無料観光スポット2014で3年連続1位」となった富山県の「黒部ダム」。

その一番の見所である観光放水、186mのダムから毎秒10トン以上の水が放水されるイベントが6月26日から開始されている。

行き方は長野県経由が便利。長野県大町市にある「扇沢駅」から「黒部ダム駅」へは日本でたった2線となったトロリーバスを利用し行けるのだ。(所要時間はおよそ16分)。


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■バスは黒部ダムで発電したエネルギーで動いてる!

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トローリバスは、トンネルの天井にある電線から集電機から電力を得て走行。レールのない電車というか、バスなのに架線がある不思議な乗り物である。

なぜそんな乗り物が採用されているのかといえば、すばり環境のため。黒部ダムで発電されたクリーンエネルギーで動き、日本アルプスの自然に影響をあたえないよう配慮されている。

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▲うしろに伸びる集電機


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■水飲み場は湧き水であふれている

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黒部ダム駅に着くと、当時の工員たちを苦しめた「大破砕帯」の湧き水がいたるところにあり、水飲み場で飲むことができる。

日本アルプスの水であるため味はもちろん、1年をとおして水温は4℃を保ち、ひんやりと心地よい。大町トンネル工事中は、最大で毎秒659.6リットルも湧いていたという。

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▲展望台で販売されている飲み物を冷やしているのも湧き水


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■観光中にピッタリ!湧き水を使用したご当地サイダー

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豊富な天然水を使った「ハサイダー」は、甘さも控えめで黒部ダム観光中に飲むのに最適(破砕帯から湧き出す天然水を使用したことから、「破砕帯」と「サイダー」を組み合わせ「ハサイダー」と名付けたそう)。

黒部ダム展望台の売店に販売されているのでぜひお試しを!

さらに、展望台からは景色とダムを眺めながら階段を降りると、黒部ダムレストハウスと堤防に行くことができる。黒部ダムが日本一なのは、この堤防の高低差。観光放水がない時期は空いているのでおすすめ。

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▲黒部ダムのゆるキャラ「くろにょん」


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■ダムを見ながら食べられるのは「ダムカレー」

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黒部ダムレストハウスで食べられるダムカレーは、黒部ダムのアーチ型堤防を模したライスと、ダムの水を表したカレーで構成されたカレーライス。ルーは2種類ある。

ややスパイシーなグリーンカレーと、お子様でも大丈夫な欧風カレーだ。


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■せっかくなので「ダムカード」はゲットしよう!

黒部ダムでは、国土交通省発行のダムカードを忘れてはいけない。

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画像は水管理・国土保全のスクリーンショット

レストハウス一階、展望台側の脇にある売店で立山黒部アルペンルートの乗車券を見せると、1枚につき1枚カードを貰うことができる。

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ダムカードをコンプリートするには、418枚を集めなければならないが、その第一歩にしてみては?

(取材・文/しらべぇ編集部・田村えま

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