【最新版】渋谷のナンパは今も昔も変化球!「お姉さん、カスタネット叩けますか?」
お姉さん!そのサンダル、居酒屋のトイレからそのまま履いてきちゃったでしょ?
これは、今年4月、東京渋谷のセンター街を歩いていたショップ店員Gさん(24才)が終電間際にバンドマン風の男性からナンパされたときの一言目だという。
上京3年目のGさん。身長170cmをこえる彼女は、街を歩いていると男性から声をかけられることが多い。
キャバクラやAVのキャッチ、ヘンな居酒屋、いろいろありますが、一番多いのがナンパ。新宿に渋谷、表参道に六本木。ナンパ師はどこにでも現れますよ
キレイな女性が街を歩くと声をかけられてしまうのは宿命かもしれないが、ナンパに迷惑している女性は少なくない。
声かけてくるのは仕方ないと思うんです。でも、それがしつこかったり、渋谷みたいにヘンなことばかり言ってこられると「ウザっ!」てなります
■ほかとはちょっと違う!渋谷ナンパの一言
「渋谷みたいに」というのは?
渋谷のナンパってほかの街と違うんです。新宿や池袋が「お姉さん、いまヒマですか?」とか「お姉さん、かわいんで一目惚れしました!」とか普通に「ナンパです」ってわかるものだとすると、渋谷はこっちが答えざるを得ないような質問だったり、思わず笑っちゃう一言を言ってくるんです。
Gさんのほかにも、「ナンパされたことがある」という女性の中には「渋谷のナンパだけは違う」と口にする人が多い。
熊本県から8年前に上京し、渋谷で美容師をするIさん(29才)。彼女が渋谷でされたナンパの経緯はこうだ。
仕事が終わって、歩いて帰ってたときです。公園通りで「お姉さん、カスタネット叩けますか?」ってスーツ着た男が声掛けしてきたんです。思わず「は?」ってなるじゃないですか
カスタネットを叩ける人を探してたんですか?
いやいや。ナンパですよ。「これからカラオケでセッションしなきゃならなくてカスタネット役の人だけいなくなって人が足りないから混ざってくれ」って
Iさん曰く渋谷のナンパ声かけは「変化球」が多いという。
渋谷ではナンパに立ち止まってくれる女の子が少ないのだと思います。女の子が声をかけられすぎて、普通にナンパしても立ち止まってくれないから、こんな風に変化していったんだと思います。こっちからすればひたすらウザいんですけど
ほかにも「今日がオレの誕生日だと思ってお祝いしてくれませんか?」(26才・フリーター)や「元カノの生まれかわりをようやく見つけました!」(24才・美容師)、「山Pに姥捨て山に捨てられるのと、キムタクに島流しにされるのとだったらどっちがいいですか?」(27才・アパレル)など、渋谷でナンパされたことのある女性の体験談を聞くと、そのバリエーションの多さに驚く。
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むろん「おもしろいナンパにはついていってもよい」という女性も少ないながらも存在する。
だが現在、一部のネットユーザーのあいだで「ナンパ禁止条例」を敷く署名運動が広がっている。悪質な声かけが続けば、このような規制が入ることもあるかもしれない。
(文/しらべぇ編集部)