男性諸君!この夏こそ涼しげな靴『エスパ』にトライしよう
いよいよ梅雨も明け、今年も「エスパ」の季節がやって来ましたね。こんにちは、スタイリストの久保田(フランソワ)です。
エスパとは「エスパドリーユ(エスパドリュー)」の略称で、裸足で履く、麻の中底が印象的なリゾート感あふれる靴のことです。
最近は男性向けのエスパもだいぶ充実してきました。
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実物を見ればわかりますが、靴というにはあまりにイージーな作りで、裸足で履くことからしてもどちらかというと靴よりサンダルに近いアイテムです。
値段もお手ごろで、まあまあ良い店で買っても4~5000円くらい。 オシャレで女子ウケもよく、涼しげ、楽チン、お手頃価格と、何拍子も揃ったこのエスパ、しかしながら意外なほど履いている男性が少ないのはなぜでしょう?
聞けば「どういうふうに履けばいいかわからない」「何だか落ち着かない」という声がよく出てきます。
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■なぜエスパを履くと落ち着かないのか?
これは女性にも言えるのですが、足首というパーツには想像以上に色気があるのです。
足首周りのカッティングが大きめなエスパは、セクシーなイタリア男性ならまだしも、日本男児にとっては馴染みが薄く、履くほうも見るほうも「突然の色気に戸惑ってしまう」のでしょう。
ことによると「無理して頑張っちゃってる感」も出てしまうかもしれません。 では、いったいどのように履きこなせばいいのか? 答えは簡単、「色気の出ない服」と合わせればいいのです。
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■「色気」を抑えると自然に着こなせる!
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【色気の出ちゃう服】
・シャツ
・ベスト
・ジャケット
・クラッチバッグ(セカンドバッグ)
・ハット
・ひざ上15cm以上の短いショートパンツ
・サングラス
このあたりは色気の出る服ですから、ここにエスパを履いてしまうと「色気過剰」。
ピチピチのヤングイケメンや、イタリア人なら許されるかもしれませんが、普通の大人男子には危険です。
【色気の出ない服】
・地味な色の無地Tシャツ
・キャラクターTシャツ ・パーカー
・短すぎないデニムショートパンツ
・チノパン
・キャップ
こういう地味な、セクシーさのない服のほうが、エスパの色気とバランスが取れるのでオススメです。
いわゆる「引き算のコーディネート」ってやつですね。
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■いっそポップさで色気を中和してもOK
イエローやオレンジ、明るいブルーなどの「元気な色」をチョイスすれば、過ぎた色気や気取った感じが中和されてちょうどいい塩梅になります。
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同様に、柄物ならこういうポップなものを選べば同じ効果が期待できます。地味な服で足下だけ目立たせるのもステキです。
このように、シンプルに考えればエスパコーデは簡単な話。開放的になる夏こそ、オシャレしてみるチャンス。
もっと知りたい方は、ぜひ中年男性向けのオシャレ超初級入門書『大人のための私服の教科書(飛鳥新社)』をご一読あれ
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(文/久保田フランソワ)