牡蠣マニアが教える!12年ものの超特大岩牡蠣が衝撃的な参宮橋ミトラタカセ
代々木にある和食屋「高瀬」の系列店がいい牡蠣を出すと聞いてやってきました、参宮橋。小田急線の各駅停車で新宿から2駅のところにあります。場所は参宮橋駅の出口からわずか徒歩1分。店名の「ミトラタカセ」と「OYSTER BAR」の看板が目印です。
店内にはずらっと牡蠣産地のラインナップが並びます。
奥の席に座ると黒板にその日のおすすめ牡蠣情報が。お! なんと愛知から特大生牡蠣が入荷していると書いているではありませんか。そのお値段なんと3,200円! この日はお得になっていましたが、それでも2,500円…。ちなみに、1個あたりのお値段です。牡蠣マニアもここまで高い牡蠣は食べたことがありません。
どんなものか気になるのでまずは見せてもらうことにしました。ごっつごつで私の手のひらよりも大きい。厚みと重みも通常の牡蠣の比ではなく、ワイルドさが弾けまくっています。
聞けば、なんと12年ものの岩牡蠣というじゃないですか。12年なんて聞いたことがありません。どうやって牡蠣の年齢を測っているのかと聞いたら木の年輪のように殻の縞模様を見てわかるんだとか。通常の岩牡蠣だと大体6年から長くても10年くらいのものが店で出されることはありますが、12年というのは滅多に出てくるものではありません。
殻を開けてみると、ぎっしり大ぶりの身がでてきました。ということで未知の世界、12年ものの特大生牡蠣食べてみます!
気になるお味は…どきどき…!
感想は…「ふつうにとっても美味しい!」でした!もっと熟成された独特の味がするかと思いきや、意外とあっさり。ちょっと拍子抜けしましたが美味しいことには間違いないですし、12年ものなんて滅多にお目にかかれない上に、場も盛り上がるのでチャレンジした甲斐がありました。
そのほかにも、「ミトラタカセ」は牡蠣料理が豊富。牡蠣の酒肴3種のひとつ、牡蠣のたまり漬は絶品。牡蠣のもつ独特の濃厚さが醤油の旨味とマッチ。まさに酒肴とあってお酒がすすみます。
牡蠣のバター焼きもふっくら焼きあがっており、きのこの香ばしさと相まって一瞬でペロリ。
ぷっくら〜しているのわかります? ふぁ〜おいしい。
冒頭でも書いたようにこちらのお店は和食店の系列なので牡蠣以外のお料理も充実しているのも特徴的。
そもそものお通しが鱧(ハモ)の卵なんです。
鱧の湯引きも梅ソースとわさびも添えて食べるとおいしい。
さくらんぼのように可愛らしいのはトマトのワイン漬け。皮むきされて、味がじっくり染み込んでいるので、甘さがジュワっと一気に広がります。
そして一番感激したのはマグロのカマ。ディルが乗っていてその香味とマグロの脂がお口の中でマリアージュ。もうこんなに相性がいいなんてお口に入れるまで知らなかった!
お酒もメニュー表に載っていないものもあるというので色々聞いていたら十四代が数種出てきました。これ以外にもまだまだあるような気がします。
ちなみに、さわやかで可愛らしい店員さんの接客が非常によくてすっかり心を奪われてしまいました。
牡蠣や魚介はもちろん接客も気持ちいい「ミトラタカセ」さん、ごちそうさまでした。
〒151-0053 東京都渋谷区代々木4−6−5
03-5302-2150
(文/しらべぇ編集部・denco)