SNSにいつも同じ表情をアップする人たち「量産型笑顔」に33.1%が「信用できない」
SNSやスマホの自撮り文化の普及により、これまでどの時代よりも自らの顔写真がネット上にアップされるようになった昨今。
当然、人々のあいだでは写真を撮る技術だけでなく「撮られる技術」も向上しつつあると言えます。SNSにアップされた時のために自分の「決めポーズ」を身につけている人も少なくないでしょう。
■約3人に1人が「いつもの表情」に不信感示す
ところが、そうした「決めポーズ」に対してネガティブな印象を持つ人がいることをご存知でしょうか。
本サイトが実施したアンケート調査によると、33.1%の人がSNSでいつも同じ笑顔の写真をアップしている人は信用できないと回答しています。周囲から好印象を持たれるはずの「決めポーズ」が、なぜ悪印象をもたらしてしまうのでしょうか。
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■いつも同じ笑顔は「商品カタログと一緒」
その理由は、「決めポーズ」の量産体制にありました。
「SNSにアップされた写真でいつも同じ表情でクシャッと笑う人と初めて会った時。何回も撮り直しをさせられた。面倒な男だと思った」(20代・男性)
「Facebookでいつも同じ表情で笑っている女性は毎回大変だなと思う」(20代・男性)
「週に一回キメ自撮りをLINEのタイムラインに投稿している同級生がいます。その表情を論じる前に、投稿していること自体が気持ち悪いです」(30代・女性)
「婚活アプリで出会った女性と実際に会ったら、自撮り写真と全然違う人が現れた。それ以来複数枚存在する同じ角度の自撮り写真は警戒するようになりました」(30代・男性)
「商品カタログと一緒で全然信用していない」(30代・男性)
「いつも同じ顔ができるヤツは『自分が大好きなウソつき』だと思う」(20代・男性)
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カメラの前でいつも同じ笑顔をつくれることが結果的に自分の評判を悪くしてしまう。これは一体どういうことでしょうか。
当初は、周囲から「かわいい(かっこいい)」という評価を得るために「キメ表情」や「キメ角度」を開発していたものの、その「キメ具合」が洗練されればされるほど、周囲からは「盛っている」と批判されてしまうのは皮肉というほかありません。
今後、周囲から不自然な笑顔と思われないような「自然な笑顔」をつくり出すことが求められるとすれば、今ほど自己表現が難しい時代はないと言えるでしょう。
(文/しらべぇ編集部)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2015年8月21日~2015年8月24日
対象:男女計493名