全国でも流行ってほしい!老舗の味をうけつぐ東北の「朝ラーメン」を堪能
朝ごはんを外で済ませるとしたら、コンビニおにぎりや牛丼店の朝食セット、立ち食いそばなどが一般的。しかし、福島県の喜多方市や静岡県の一部などには、朝にラーメンを食べる「朝ラー」と言われる習慣がある。
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■京都の老舗「新福菜館」も朝7時半から
京都駅にほど近い昭和13年創業の老舗ラーメン店「新福菜館」も午前7時半に開店し、朝ラーメンを提供して人気を集めている。
そこで修行した店主が秋田県に開業し、青森・盛岡・仙台などに展開しているチェーンが「末廣ラーメン本舗」だ。
こちらは、秋田の本店と仙台、盛岡の店舗は24時間営業(清掃やスープ仕込みなどのために2時間ほど休業する場合あり)。青森店も朝6時からの営業で、朝ラーOKだ。
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■薄切りのチャーシューがたっぷり
取材班が訪れたのは、仙台駅前にある分店。写真はチャーシュー麺ではなく「中華そば(大)」だが、麺が見えないほどチャーシューが!
しかし、あとはほんの少しネギが浮いているだけで他の具材がないようにも…と思いきや…
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■ネギは自分で盛り放題
カウンターに置かれた山盛りのザルから、好きなだけネギを盛ることができる。
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■みそ汁、納豆…やっぱり朝食にはネギでしょ!
というわけで、たっぷりネギを載せると朝ラーメンにはぴったりだ。麺は加水少なめのストレート麺で、ぷっつりとしたあ歯ごたえ。薄切りのチャーシューがスープの旨みを吸うのもたまらない。
これから寒くなる季節には、朝の温かいスープやコーヒーの代わりに朝ラーメンという手もありかも。
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■東京でも「朝ラー」が流行ってほしい
こちらのお店は、東京(高田馬場)にも支店を出しているが、高田馬場店は11時開店。また京都の老舗「新福菜館」の麻布十番や秋葉原などにある支店も11時からだ。
おそらく、朝にラーメンを食べる文化が首都圏ではまだまだ発展途上であるせいかと思われるが…もっと東京で、いや全国で「朝にはラーメン」が定着することを願わずにはいられない。
【末廣ラーメン本舗 仙台駅前分店】
住所 仙台市青葉区中央1-7-18
営業時間 24時間(清掃や仕込みなどで休業時間があることも)
(取材・文/しらべぇ編集部・タカハシマコト)