「B型人間」は損してる?アノ世代の女性から悲痛な声も
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まず初めに確認しておこう。ABO式血液型と性格との関係は、科学的にまったく証明されていない。
血液型による性格診断が流布されているのは、日本とその影響を受けた韓国、台湾の一部のみ。世界的には「奇異な風習」として受け止められており、近ごろは「ブラッド・ハラスメント(ブラハラ)」なる言葉もあるようだ。
しかし、いまだお酒の席などで、血液型が話題にのぼることがあるのも事実。中でも、「自分勝手で気分屋」「ずほらでガサツで感情的」などと評価されるB型は、こうしたエセ科学に怒り心頭なのではないだろうか?
そこでしらべぇ編集部では、全国20〜60代のB型男女365名を対象に調査を実施した。
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■B型という理由で「損」を感じるのは4人に1人
損をしていると思う人は、全体では3割弱とそれほど多くないようだ。一時はテレビの占いコーナーなどでよく見られた血液型の話題も、「ブラハラ」への対応のためか最近は姿を消しつつある。
しかし、さらなる調査の結果、深刻なダメージを受けている層が浮き彫りとなった。
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■20代女性では過半数が「損している」
男女別・年代別で、もっとも損を感じている割合が高かったのは20代女性で5割を超えた。次いで、40代女性、30代男性と続く。
若い女性は、血液型を理由に恋愛のチャンスを失ったりしているのだろうか。また、全体では女性が男性をやや上回ったが、「自分勝手」「ガサツ」といった印象は女性によりダメージが大きいのは理解できる。
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■B型女性たちは、どう思っているのか?
そこで、20〜40代のB型女性に、「血液型で損をしたエピソード」について聞いてみた。
・血液型を聞かれて「B型です」と答えると、「俺、B型の女嫌いなんだよ」と怒られたり、「部屋が汚そう」と勝手に決め付けられる(40代女性)
・知らない方に会って血液型の話になると、「普通なB型もいるんだね」と褒められることがある(30代女性)
・ずぼらの言い訳ができるのでよい。ワガママや破天荒なところも、「B型だもん」といえば納得(?)してもらえる。初対面の人に「B型か〜」と嫌がられますが、大抵喜んでるんだろうなと解釈している(20代女性)
はたから見ると損のように見えても、それをポジティブに転換できている人もいるようだ。
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■会社員は専業主婦の1.8倍「損」してる?
なお、職業別でもっとも損を自覚している人が多かったのは会社員、逆にいちばん少なかったのは専業主婦だった。ビジネスの場での「血液型は?」トークがなくなれば、働くB型の人たちのストレスも減っていくかもしれない。
(文/しらべぇ編集部・タカハシマコト)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2015年4月17日~2015年4月20日
対象:全国20代~60代のB型男女365名