365日の「不快指数」を全国調査!日本でいちばん快適な都市が判明?
夏になると天気予報でよく耳にする「不快指数」。実は気温と湿度をある計算式に入れると、一年中、算出することが出来ます。
そこで本記事では、気象庁が全国49の都市で発表した2014年9月10日から2015年9月9日の1年間の気温と湿度の情報を使って、年間を通じて最も「快適」な都市と、「不快」な都市を明らかにしてみました。
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■「寒くて不快」な国、ニホン
不快指数の計算は、
0.81×(気温)+0.01×(湿度)×{0.99×(気温)-14.3}+46.3
という式で求められ、結果が55より下だと「寒い」、55~60だと「肌寒い」、60~65は「何も感じない」、65~70「快い」、70~75「暑くない」、75~80「やや暑い」、80~85「暑くて汗が出る」といったように、評価されます。
つまり寒い地方であれば、「寒さ」も「不快」の対象になるわけです。そこで日本全国の1年間の不快指数について、どんな評価に分けられるのか、まとめてみたのがこの図です。
温暖化が話題になりつつも、まだまだ年間を通じては「寒い」国、ニホン。なんと年間の全都市の計算結果でみると48.2%は「寒い」日という評価になりました。
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■トップは年間178日が過ごしやすいあの都市
つづいて年間の不快指数を計算した結果から、「暑すぎる都市」、「寒すぎる都市」、そして「快適」な都市、それぞれのベスト5を発表します。
「暑すぎる都市」トップは6~9月の平均不快指数が80.6と断トツだった沖縄。つづいて、2位以降は僅差で鹿児島、和歌山、高知、大阪。毎夏、酷暑が話題になる東京はランク外。実は、大都市の中では大阪の方が不快なのです。
逆に「寒すぎる都市」では、12月~2月の平均不快指数が27.8の旭川がほかを圧倒。2位以降は僅差で釧路、札幌、盛岡、山形がつづきました。
そして、お待ちかね「快適な都市」の1位。
これがなんと再び沖縄で、快適に過ごせる日数は178日と、実に年間の48.7%も過ごしやすい日があることを確認。これにつづくのは長崎、熊本、宮崎、鹿児島の九州勢で、九州、沖縄の「快適度」が改めてアピールされるデータとなっています。
また、快適な日が年間で最も少なかった都市の上位には、釧路、旭川、札幌、青森、盛岡と、寒さの厳しい北日本勢が顔を揃えました。
かっこのサイトでは、全都市の結果についてデータをまとめてありますので、気になる皆さんの地元についてもぜひ、チェックしてみてください。
(文/かっこ株式会社・成田武雄)
【調査概要】
気象庁発表の全国49の都市における365日分(2014年9月10日から2015年9月9日)の計17885件のデータを対象に不快指数を算出し、可視化。