出世のバイブルはサイン本?30代男性と出世している人は所持率が高いことが判明
読書の秋。書店に足を運び、お気に入りの本を探す機会も増えることだろう。大きな書店では、発売記念のイベントとして作家やタレントを招き、サイン会を実施することも多い。
ファンとしては是非とも手に入れておきたいサイン本。一般的にはどの位の需要があるのか、調査をしてみた。
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■30代の男性は意外にミーハーだった!?
書店イベントのサイン会の参加経験について世代別アンケートを行ったところ、30代男性の参加率が高いことが分かった。経済的にも余裕が出て、独自の趣味を追求しているイメージのある世代。彼らの至高のコレクションのひとつとして、サイン本の人気も高いのだろう。
また、出世をしている意識の高い人たち190人に関して同様の質問をしてみたところ、サイン会への参加率は高い。
滅多にお目にかかれない作家やアイドルに直接会えるのもサイン会の醍醐味。
感銘を受けた著者に一目お会いしたいという純粋なミーハー心もあれば、意識高い系特有の自己演出のアイテムとして、サイン本は利用されているのかもしれない。
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■ 著名人のサインに価値はあるのか?
サインが入ると本の価値は上がるのか、数点のサイン本を中古買取で有名な某店の基準で確認してみた。
・現在は司会者としても大活躍中。お笑い芸人のタレント本
・サイン自体もレア?美術書としての評価も期待できる、超有名建築家の著書
・猫好きならよだれもの!全国での個展も大盛況の人気写真家の写真集
結果・・・すべて買取は不可。買取基準はマニュアル化されており、貴重なサインも「書き込み」として判定されてしまうとのこと。確かに直筆だという保障もなく、購入した本人にしかそのありがたみは分からない。とはいえ、思い入れのある一冊が落書き扱いされてしまうのは少しばかり切ない気もするのだが。
(文/しらべぇ編集部・うすいひろみ)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2015年9月25日~2015年9月28日
対象:全国20代~60代男女計1400名