【人知れぬ戦い】ねたみ?見下し?富山・石川県民の3人に1人が感じるライバル意識
今年の3月に北陸新幹線が金沢まで開通し、観光客も増えて盛り上がっているであろう石川県と富山県。
しかしこの2県、試しにGoogleで「石川県 富山県」と検索すると表示される関連ワードを見ると…
「仲が悪い」「ライバル」「VS」など、穏やかではなさそうな関係であることを、全国の皆さんは知っていただろうか?
そこで、石川県、富山県に在住の人100名ずつに、お互いの県をどう思っているかを調査してみた。
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■まずは直球の質問!
3人に1人以上が「仲が悪い」と感じているという結果に。いったいその原因は何なのだろうか?
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■石川県は富山県を、富山県は石川県をどう思ってる?
<石川県民の意見>
富山は石川をねたんでいるから。(29歳女性)
車を運転していて、富山ナンバーを見るとイラついてしまう。(42歳男性)
富山人はケチで、考え方が合わない。(43歳女性)
石川県は富山県のことをほとんど意識していないのに、富山県は石川県を常に意識して敵視しているので、富山県の人と話すとびっくりすることがある。(57歳男性)
石川県では昔から「富山から嫁を貰うな」と言われている。(66歳男性)
<富山県民の意見>
石川の人は富山を下に見ているような発言をすることが多い気がする。(36歳女性)
新幹線が通って以来、金沢との話題差が強いから。(46歳女性)
観光資源の共有や経済面での協力など、県レベルでの交流がほとんどない。(43歳女性)
石川県は「加賀百万石」ということもあり、未だに横柄な人が多い。(68歳男性)
お互いの意見を見てみると、
- 石川県民は「富山県民が、勝手に“敵視してくる”こと」が原因
- 富山県民は「石川県民が“下に見てくる”こと」が原因
と答える人が多かった。2県の溝は、思ったより深いようだ。
どちらが優れていると思っているか、より深くいくつかの項目で質問をしてみた。
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■観光地が多いのは?
石川県には日本三名園である兼六園があるように、観光地のイメージは強く、この点は富山県民も認めているようだ。
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■美味しいものが多いのは?
両県とも日本海の海の幸が豊富であり、お互いに自分の県が優っていると回答。譲る気はまったくないようだ。
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■他県の人に人あたりがよいのは?
これも観光客にとっては重要な項目だが、ここでも双方が自分の県だと主張。でも石川県民に比べ富山県民は自信がないのか、ほぼ半々の結果。
■北陸新幹線が開通した影響は?
7割の人が、北陸新幹線の開通で両県の関係がよくなったと回答。新幹線は、観光客を連れてくるだけの存在ではなく、両県の関係改善にも役立っているようだ。
旅行で行く機会があれば、両県の関係について地元の人にも聞いてみてはいかがだろうか。
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こちらのサイトでは都道府県の特徴を解りやすく学ぶことができる。今回のテーマにした富山県は全国で1番、ウォシュレットが普及していて、石川県は全国で1番チョコレートを消費する県だが、あなたは出身県の特徴をいくつご存知だろうか。
(文/株式会社エコンテ・近藤 憲)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2015年10月15日~2015年10月19日
対象:富山県・石川県出身、且つ在住 16歳以上の男女200名