オーストラリアの国獣はカンガルーとコアラじゃない!一方で日本は…?
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国を象徴するものは、国旗・国歌・国技などさまざまだが、国を象徴する動物すなわち「国獣」もそのひとつ。
しかし国旗や国技とは違い、各国の国獣をおさえている人はそう多くはないだろう。そこで知っているとちょっとした小ネタになる国獣を3つ紹介していきたい。
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①「オーストラリア=カンガルーとコアラ」と思いきや?
豊かな自然を持つオーストラリアで有名な動物と言えば、カンガルーとコアラだ。事実、アンケートサイト「マインドソナー」で調査したところ53.5%の人がオーストラリアの国獣をカンガルーとコアラだと認識。
だが、これは半分正解で半分不正解。オーストラリアの国獣は、ひとつはカンガルーだが、もうひとつがエミューと呼ばれるダチョウの仲間。コアラは公式の国獣ではないのだ。
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また、この2種類の国獣に選ばれた理由というのが、「どちらも前進しかしないから」というのも驚きだ。この二匹はオーストラリア政府のロゴにも使用されている。
【Did you know?】カンガルーとエミューは後ろに進むことができません。オーストラリアの紋章にかたどられているこの2種の動物は、オーストラリアが前へ進むことの象徴です。 pic.twitter.com/3vPqML0c
— オーストラリア政府観光局 (@Go_Australia) January 25, 2013
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②ギリシャは「神話」ゆえに、国獣も空想上の動物!?
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ギリシャの国獣はイルカと、なんとフェニックス(不死鳥)。空想上の生き物が国獣に。さすがギリシャ神話誕生の国だと言えよう。他にも空想上の動物が国獣になった例として、中国の龍や北朝鮮の千里馬(チョンリマ)が挙げられる。
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③日本は「鶴/トキ」どちらでもなく…
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日本を代表する動物と言えば、日本航空のロゴでもある鶴、近年その個体数の激減が懸念され、「ニッポニア・ニッポン」という学名でも知られるトキなどの鳥を思い浮かべる人も多いだろう。
じつは日本の国獣はどちらでもなく、正解は「錦鯉とキジ」で国魚と国鳥の組み合わせだ。
とくにキジが国獣である理由としては諸説ある。日本固有種である点や、ヒナを連れて歩く様子が家族の和を象徴していること、さらには狩猟対象として最適であり肉が美味である…などが挙げられている。
(文/しらべぇ編集部・阮)