キラキラネームより「子」がつく名前がいいとしたら…【黒田勇樹の妄想的語源しらべぇ】
両親が離婚して、幼少時に苗字が変わった経験がある俳優/ハイパーメディアフリーターの黒田勇樹です。こんにちは。
「黒田」の方が、明らかにしっくりくるので名前を付ける頃からの計画離婚だったのではないかと、今でも疑っています。
このコラムでは、子供の頃から芸能の世界で台本や台詞に触れ続け、今なお脚本家やライターとして「言葉」と向かい合っている筆者の視点から、様々な「言葉の成り立ち」について好き勝手に調べ、妄想をふくらませていこうと思います。
■キラキラネームブームは、もう終わったのか?
1990年代から流行り始めた「騎士と書いてナイトと読む」「光宙とかいてピカチュウ」といった、当て字を多用したり、独創的な読みをする名前を総称する、キラキラネーム。
親というものは子供が可愛いですし、世界にたったひとりの我が子なので、世界にたったひとつの名前をつけてあげたいという気持ちはよくわかります。
ですが、現在の若者のなかには、キラキラネームを名付けられたことが原因でうつ病になる方もいるそうです。 名付けられた子たちは、早い子でそろそろ20台後半ですからね。
この言葉が流行ったおかげで、逆に「キラキラネーム」自体、恥ずかしいものとの認知が広がり、ブームは収束に向かったそうです。
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■名付ける際のポイント
©iStock/KaiDunn
では、どうやって「恥ずかしくない」そして「我が子だけのオリジナリティある名前」をつければいいのか?
たとえば、筆者であれば苗字に「黒」という暗い色の文字が入るので、子供には「桜」や「空」といった、明るい色が連想できる文字を入れられればいいなと考えています。
先日、友人のおめでた報告を受け名前の話になりました。
「女の子で、お金持ちに育てたい」「お金持ちの名前には、金や銀、万などという字が多く使われているらしい」ということだったので、
「シンプルに、万のあとに子をつけてみてはどうか?」
と、提案してみましたが
「それじゃあキラキラネームどころか、ビラビラネームだ」
と、却下されました。 恥ずかしくなく誇れる、ただひとつの名前。「名は体を表す」とも言いますので、我が子にはしっかりとした名前をつけてあげたいものです。
(文/ハイパーメディアフリーター・黒田勇樹)